熊本農業高校生徒会執行部は、5月24日に日本生徒会大賞学校の部で全国2位に相当する優秀賞を受賞しました。また、個人の部では、生徒会執行部10名が生徒会活動賞を受賞しました。日本生徒会大賞は、一般社団法人生徒会活動支援協会が開催しており、生徒会の活動内容やシステムなどを評価することによって、生徒会活動が持つ本来の意義を再確認し活性化させることを目的とした賞です。研究者や学校教職員などの有識者らで構成される審査委員会が、優れている活動を選出します。
以下のように講評をいただきました。
文章は、生徒会JP.(https://seitokai.jp/archives/5240)から引用。
地域に開かれた学校という言葉があるように、学校という存在は現在、地域社会における中心的な場所になっている。その点において、熊本農業高校生徒会の活動はとても特徴的であり、県内の豪雨被災地へ復興ボランティアや農業支援ボランティアへの人材派遣を行うなどその地域性や学校の特徴を十分活かす活動を生徒会として行っていた点は目を見張るものがある。
学校内活動においても、生徒会会則の電子化を始め、その改定や生徒会組織の改編、意見回収時のオンラインツールの活用など活動は学校内外を問わず多岐にわたる。また、役員選出時の立候補者が多いことは全国の一般的な学校における選挙状況とは異なるものだ。生徒会活動が生徒会員によく理解されていて、魅力的に見えている証拠であり、役員の広報活動の努力が報われているのだろう。その上で、これからは、生徒会をより民主主義的機関にする上で役員選出プロセスにおいて改善できる点を考え、その取り組みを期待したい。