2020.5.24 オンライン模擬国連
先日学校の友達を誘って、模擬国連に参加してきました!!
今回の前編では、まず模擬国連そのものについて説明していきますね。
さて皆さん、模擬国連って知ってますか?
日本国内においては、関東圏や、大学生の間で広まりつつあるため、
「知ってるよ!」
「聞いたことあるよ!」
あるいは、
「参加したことあるよ!」
という人もいるかもしれません。
最初に「日本国内」と書きましたが、実は模擬国連とは、
世界中で取り組まれている活動なのです。
しかし現時点では、関東圏外など、地域によっては参加できる幅が非常に限られたりするなどのことから、
「何それ…?」
という方もある程度いらっしゃるかと思います。
改めて模擬国連とは、
各国の大使に成りきり、議題について他の大使と話し合って決議案を作成する
大会です。
「ん?いまいちイメージがわかないよ…」
という方もいるかもしれません。
ここでは、具体例を挙げつつ、もう少し詳しく説明していきます。
しかし、実際模擬国連のルールや流れはかなり複雑で、一度参加してみなければ分からないことも多いかと思います。
ですので、この記事を読んで、
「面白そう!」
と思って下さった方は、ぜひご自身でも参加してみてくださいね!
例えば私が参加した模擬国連の議題は
「死刑モラトリアム」
でしたが、これを例にとって少し説明します。
世界を見渡すと、たくさんの国々が存在していますが、
死刑を廃止している国
長い間死刑を執行していない国
戦時中の犯罪にのみ、死刑を適用している国
死刑を廃止していない国
など、死刑の扱い方は様々です。
しかし世界では現在、死刑を廃止しているという国が圧倒的多数を占め、
そのような国々の中には、
「他の国も死刑を廃止すべきだ!!」
と主張し、死刑について国連で議論することを求めている国もあります。
このようなムーブメントを受け、国連では死刑モラトリアムの導入が以前から議題として取り上げられてきました。
ですから今回私が参加した大会では、死刑モラトリアムに関して、
廃止国も、存置国も、どのような立場の国であっても納得できるよう、妥協点を模索しながら、「決議案」という取り決めをまとめたものを作成する
ということが目標として掲げられていました。
それぞれが担当国の国益を守りつつ、妥協点を模索するという点がポイントですね。
自国の主張を無理矢理通そうとするだけでは、いつまでたっても合意は得られません。
どうすればお互いが納得できるか、ということを、他の国の大使と協力しながら見つけていくことが大切です。
何となくお判りいただけたでしょうか?
次回の記事では、実際に今大会に参加してきた経験を受け、振り返りを紹介していきます☆