教育を受ける機会

大学がオンライン形式で再開し、今日は一限から同じ椅子にずっと座って授業を受けています。

インターネットを利用した授業は、通学時間が無くなることやいつでもどこでもwifi環境さえあれば受けられること、オンデマンドであれば自分の都合の良い時間にビデオ視聴ができることなど、利点はあります。しかしそれに付随して、欠点もあることを授業が始まって気が付きました。もちろん、大学に通えないことによって、大学内の施設が利用できなかったり、友人に会うことが出来ないことは分かっていました。

オンデマンドに関しては、アクセスが集中するので、講義のビデオが開けない。サイト自体も開けない。リアルタイムの授業は不具合で教授の声が聞こえなくなったり、途切れ途切れになったりして、聞き取れないことがある。ですが、リアルタイムの方が意外とスムーズに授業が受けられると気が付きました。オンデマンドでサイトが開けないと、授業の時間にその授業を視聴することも出来なければ、サイトにコメントすら書けないという、全く授業が受けられない状態になってしまいます。

科学技術が進歩しているはずの日本でさえこのような状況なので、途上国ではさらに難しい状況なのではないかと思います。教育が食料等の物資の確保の二の次になってしまう途上国において、新型ウイルスの影響で両親が仕事を失って生活が困窮してしまった場合、学校に通えない、教育を受けられない状況に置かれた子どもたちは、教育を受ける権利すら失うのではないかと心配しています。

私たちも大変な状況ですが、途上国の子どもたちを想像してみると、私たちの方が幾分か教育の機会には恵まれていることを感じ、与えられた機会を大切にしようと思う今日この頃の私でした。