教育の大切さ

こんにちは!気づけばもう6月となってしまい、時の流れの早さに驚くこの頃です。。。オンライン授業も始まり、課題も溜まりまくる日々ですが、日々の時間の使い方の大切さを実感しています。


そんな今回は、私がこの2年間の大学生活で感じた「教育」というものについて共有させていただきたいと思います。


実のところをいうと、私は「教育」というものの重要性に今まで全くピンときていませんでした。この団体に入ってからも教育に関心のある周りの子たちが「教育は大切」という言葉を言っているのを聞いていても、なぜそれが重要なのだろう?といまいち理解することができていませんでした。

しかし、「めぐこ」での活動や教職の授業、これまでの自分と現在の教育問題について考えるきっかけを得たときに、今まで当たり前に受けていた「教育」は私たちの未来の可能性を広げる必要不可欠な要素だと認識することができました。

私たちは無意識のもと、今までの教育によって自分自身の可能性を広げています。そもそも小中高大と勉強できていること、部活動や留学の経験、親からの教育も含め、日々の生活の中で様々な学びを得て、自分という人格や成長の機会を得ています。そうした教育の機会を通して身につけた知識やスキルは、今、そして、今後の私たちの活動の可能性を広げる大きな役目を果たしていると気がつくことができました。

そして個人的に重要だと思うことは、当たり前なことではありますが、「教えてもらったことでないと知ることができない」ということです。もちろん、子どもたち自身によって自分での気づきや発見をするきっかけがあることもありますが、多くの場合は親や先生、周りの友達からの教えを通して知識をつけることが大半だと思います。

基礎的なことで言えば、挨拶、歯磨き、計算、漢字の読み方など、それまでに周りの人から教えられてきたことでないと、その行動をする意味や重要性に気づくこともあまりないかと思います。

今このコロナ禍においては、日本では基本的な手洗いうがいやマスクの着用などの習慣によって感染症を収めることができている要因かと思いますが、その他の国ではそういった習慣がないために感染症が広まっているのではないかという考えもあります。

その点においても、やはり教育というのは大きな影響力を持っており、生きるうえで重要な要素になっているのではないかと感じます。そうしたそれぞれ育った国や家庭での教えや先生からの教え、周りの友達からの情報、考え方によって、その人が得られる知識というのは偏りが出てしまうのではないかと、最近の状況や今までの自分の経験を通じても感じることがありました。

フィリピンやインドの子どもたちの多くは、将来の夢として「医者になりたい」、「先生になりたい」など大きな夢を持っています。その背景としては、「自分の国のために役立つ仕事をしたい」、「他者のために貢献したい」という考えがあると感じます。

しかし、実際にその夢を叶えるためには、そのために必要な「教育」の質や環境などがまだ十分ではありません。そうした環境が十分に整えることが難しい地域と当たり前な環境に恵まれた私たちと彼らの間に大きな問題があると気づくこともできました。

だからこそ、教育の機会や質が重要になってくると考えました。より多くの知識を得るきっかけが少ないと、その分知識を蓄えられず、選択肢が狭まり、将来の可能性も狭めてしまうこととなってしまいます。そのきっかけを作り出せるように、私たちはインドやフィリピンでの教育の機会や質を増やせるように、より多くの選択肢を選ぶことができるように、教育の環境を整える支援をしていく必要性があると感じました。


また、それは同様に日本の教育においても言えることだという考えにも気づきました。日本国内においても、家庭環境によって、勉強する環境が整っている子どもとそうでない子たちがいます。そうした環境を整えることが難しい子たちの支援も必要であるとこの機会を通じても改めて感じることができました。

今の状況だと、ネット環境が問題としてあるかと思いますが、私も時たまネット環境が悪くなり、先生の声が止まってしまうことがあります。ただ、そうした状況も踏まえて課題を用意してくれる先生もいます。ネット環境によって授業の質が低くなってしまうことも問題ですが、文字化した資料を用意してくれる先生方の対応にも感謝しています。そこでも、いかに私たちが課題に取り組むか考える必要があるとも感じました。


このように、フィリピンやインドで勉強してる子どもたち含め、日本でもその他の国でも「教育」というのは大きな意味を担っていること、そしてそのあり方についても試行錯誤を繰り返して、人々の成長として繋げていくことが必要になるのではないかと個人的に感じています。

この自粛期間という機会を機に、今後もめぐこの3つの理念のひとつである「ライフスタイルの再考」という理念のもと、将来のよりよい教育の在り方について考えていきたいと思います。