私たち「めぐこ」は教育支援をしています。
さまざまな形態がある教育支援の中で、奨学金を提供するという方法を「めぐこ」はとっていますが、その方法が正しいのか、そもそも教育支援で良いのか、私は「めぐこ」の一員として考えることがあります。
私は大学で教育開発という分野を専攻しています。教育開発では、特に「途上国」と言われる場所で行われる教育分野の取り組みを考察の対象として、様々な理論を学び、その取り組みのあり方を時に批判的に考えます。そのような教育開発という分野を専攻しているからこそ、学んだことを踏まえてふと「めぐこ」という一つのNGOの取り組みを客観的にみて、そのようなことを考えるのだと思います。
でも、一つ確かなのは、「価値がある」ということ。
学んだ理論などでは上手く説明はできないけれど、私たちの活動に「価値がある」ことを信じて、私は一員として活動を続けています。
「価値がある」と思えたのは、現地の「めぐこ」ファミリー、つまりは支援先の担当者の方が、「めぐこ」への感謝を伝えてくださったからでした。
どのような国際協力の取り組みも、批判的に考察することはできます。ただ、その取り組みを実践している本人にしかわからない「価値」や「つながり」があるのだということをしっかり心に留めて、学びを深めたいなと思う今日この頃です。