コロナ禍でもできること

 今年も新型コロナウイルスの影響で、支援施設を訪問するスタディーツアーに行くことはできませんでした。しかし、私は「めぐこ」の活動を通して貴重な経験をすることができました。長引く感染拡大によって、スタディーツアーを開催することが難しい中、夏休み期間中に初の試みをして、オンラインで支援施設の子どもたちを触れ合う交流会を実施しました。私はその中心となるチームで企画・運営に携わり、多くのことを学ぶことができました。
 例えば、1人でやると時間がかかることも、役割を分担することで効率よく準備を進めることができるということを実感しました。人に任せるというのは、相互の信頼関係が必要でとても勇気がいることだと思います。しかし、みんなで1つのものを作り上げることで、自分にはなかったような視点から新たなアイデアが浮かぶことがあるということを学びました。
人数調整や時間配分において想定外の事態が発生し、大変なこともありましたが、チーム一丸となって準備を進め、当日は200人を超える子どもたちを交流することができました。子どもたちが最後に笑顔で「楽しかった」と言ってくれたのを聞いて、活動の意義を再確認することができました。スタディーツアーにいけない状況においても、「めぐこ」の理念の1つである「顔の見える支援」をする方法を模索し、実現できたことに達成感を感じています。