「めぐこ」らしい国際協力

今日10月1日は、「めぐこ」の誕生日で、設立から46年目を迎えました。
そこで、「めぐこ」らしい国際協力について考えてみたいと思います。

理念から見える「めぐこ」らしさ
まず、「めぐこ」らしいところと言えば、3つの理念でしょう。
 1.同じ人間仲間
 2.顔の見える支援
 3.ライフスタイルの再考
これら3つの理念からは、支援者と被支援者という上下構造ではなく、
対等な立場で子どもたちを支えるという「めぐこ」が大切にしてきた
支援体制を読み取ることができます。

そのため、「めぐこ」は被支援先のプロジェクト内容に対して、
あまり口出しをすることはありません。
自分たちの意見や教育を押し付けるのではなく、相手の文化や考えを尊重し、
お互いに話し合って定めたガイドラインのなかで支援を行っています。

また、対等な関係だからこそ私たちが受け取るものも大切にしています。
国際協力活動やボランティア活動をしている人なら経験があると思いますが、
思いがけない場面で目に見ないものをもらったということはよくあることです。
例えば、感謝の言葉だったり、自分への新しい学びだったり、出会いだったり。
「めぐこ」では、メンバー間で「分かち合い」や「勉強会」を定期的に開催し、
自分が受け取ったものや考えたことを共有するなどして、子どもたちから
受け取ったものを大切にしています。

写真から見える「めぐこ」らしさ
ここからは、私が2年半ほど活動して考えた「めぐこ」らしさをお話したいと思います。

新型コロナウイルスの影響で、集金活動が思うように行えなくなった時、
「どうしたら学生団体である「めぐこ」に関心を示してくれるだろう」
と真剣に考えました。

その時、私は会報部で報告をするための冊子を作成しているのですが、
そこでいつも使われている写真が「笑顔」であることに気がつきました。
特に、「なるべく「笑顔」の写真を使おう」とか統一をしていたわけではありません。
それなのに、会報誌やSNSで「めぐこ」が使う写真のほとんどが
子どもたちの満面の笑顔です。

国際協力団体が支援金を募る時に使う写真は、とても個性が出ます。
例えば、ある団体は子どもが涙を流している写真を使っています。
またある団体はごみを黙々と拾う子どもの写真を使っています。

このように考えると、「めぐこ」らしい国際協力とは
子どもたちの「笑顔」や「パワー」を伝えることにあると考えました。
 私たちが教育の機会を与える。
 子どもたちは笑顔とパワーを与える。
 そして、それらを日本にいる支援者様にも届ける。
そういった「笑顔」をテーマにしたGive&Takeの関係を
これからも大切にして活動していきたいと思います。