世界一周して僕が思うこと

こんにちは。明学人の石田優希です。明学人では明学生を通して、明治学院大学の魅力を発信していきます。

 

明学人で最初に紹介する学生は松中良介さん!

松中さんは2018年3月から2019年2月までの342日間、大学を休学して世界一周の旅に出ました。今回はそんな松中さんの貴重な経験「世界一周」についてインタビューしてきました。

 

 

-松中さん、今日はよろしくお願いします!

 

こちらこそよろしくお願いします!

 

 今回話を聞かせていただいた松中良介さん




"高校生の時から

「大学生のうちに世界一周を必ずしたい」と思っていました"



-松中さんはどうして明学を選んだのですか?

 

留学ができる!といった理由で明学を選びましたね。高校生の時から留学ができる大学を探していました。探していくうちに国際経営学科は留学が必須だということを知って、この学科に決めましたね。


それと東京の大学への憧れ、もっと言うと山手線の中にあるキャンパスへの憧れが強かったこともありますね。入学して戸塚ってなんや!って思いましたけどね(笑)

 

 

-留学したことについてはどうでしたか?

 

なぜ高校生の時に留学に行きたかったかというと高校生の時から「大学生のうちに世界一周を必ずしたい」と思っていました。

世界一周をするとなると英語力は絶対に必要だと思いました。そのためにはまず学科のプログラムでクロアチアへ留学して、英語力を身に付けることが大事だと感じたんです。


さらに英語を勉強しつつ、クロアチアで色んな国の人と友達になり、世界中に友達ができたら世界一周に行く時に色んなところで友達に会えるんじゃないかと思い、クロアチアへ留学しました。


実際にクロアチアではヨーロッパ各国や南米から来ている学生と仲良くなり世界一周中に家に泊めてもらったりしたので、留学経験は世界一周にも繋がりましたね。

 

 

-なぜ世界一周しようと高校生の時に思ったのですか?

 

実は高校生の時の成績が本当に悪かったんです。なんで勉強をしないといけないんだろう…と思う時期もあったりしてあまり学校に行けてない時期もあったんですよね。


その頃家でたまたま世界一周した人のブログを見つけました。高校1年生の時にそのブログを読んで世界一周って本当にできるんだ!ということを知りました。それが当時の夢に繋がったので、きっかけはそのブログでしたね。


僕は浪人しているんですけど、世界一周をするための時間は大学生のうちが一番あるなと思っていて、そのためには大学に進学しないといけないんだっていうことを当時のモチベーションにしていましたね。

 

 

-では、実際にどのような流れで世界一周をしたのですか?

 

まず、今回の世界一周旅行をするにあたって自分なりのルールみたいなものがあって…。基本的には陸路で移動しようと考えていて。なぜかっていうと、飛行機で移動してしまうと点と点の移動になってしまって、途中の景色とかが楽しめないなと思ったんですよ。

僕はやっぱり途中で気に入った場所で降りたり、現地の人と交流したりしたいと思っていたので飛行機はなるべく使わないで旅しようと決めていました。

最初はめちゃめちゃ観光したい!と思っていたのですが、途中から現地の人と交流したりだとか、他の旅人とお酒を飲んだりだとか、人と交流するのも楽しいなって思うようになってきたんですよね。

人と交流していく中で、将来自分が本当にやりたいこととかがぼんやり見えてきたりしたので、観光だけでなく、人と交流することにも重きを置いていました。

 

ロシアW杯(日本vsセネガル)を観戦



-実際にどのようなルートで行ったのですか?

 

全部で35の国と地域に行きました。最初は日本から友達が留学していたフィリピンに行き、その後シンガポールから中国のウルムチまでは全て陸路で移動、その後ロシアでW杯を観戦、ヨーロッパを周遊した後、モロッコに寄り、キューバから南米に入り、4ヶ月くらい南米を周りました。その後アメリカに行き、最後ハワイでバカンスをした後帰国しました。

 

 


"身につけた知識と世界一周中の経験がリンクする"



-世界一周を通してどんなことを学びましたか?


色々あるんですけど…(笑) 今勉強がすごく楽しいと感じていて、そのモチベーションの一つとなっているのは、世界一周中に色んな国の、色んな人と話す機会が持てたことですね。

例えば中国に行ったときには現地の学生と日中戦争について話す機会があったのですが、その学生はこういう歴史があって、その歴史がこうだったから、自分はこう思うというように自分の意見を持っていたんですよ。

でも自分は、日中戦争についての知識があまりなく、当然知識がないから意見もなかったんですよね。だからその学生とはうまくディスカッションすることができなくて…。


世界一周しているうちに自分の知識のなさ、知識は持っておくべきだということに気づかされましたね。だから今は本を読んだり勉強したり、物事を知ることが楽しいです。あとは興味の幅も広がりました


今は身につけた知識と世界一周中の経験がリンクするのが楽しいです。あの時のあれはこういうことだったのか!ということに学びながら気づきます。あとは世界一周中本当にお金がなくて、毎日節約生活みたいな感じで…。

もうお金に困る生活は嫌だなって思って、今お金に関する資格の勉強もしています。今の行動の指針になってくれているのはやっぱり世界一周かなぁって感じですね。

 

 ベトナム・ホーチミンでのヒッチハイク



-世界一周中辛かったことはありますか?

 

まず、とにかく荷物が重い!!!(笑) 

当然一年間の荷物を持って移動するわけですから、重いですよね(笑) そんな重い荷物を抱えてベトナムに着いた時にホーチミンからハノイまでヒッチハイクで移動しようと思ったんですよ。

で、途中港町でもあり、リゾート地でもあるニャチャンという場所に着いたんですね。そこで「こんなに暑い中頑張ったから泳ごう!」思って、海で泳いで、そのあと海鮮も食べました。そしたら次の街に移動していた車内で突然意識がなくなったんです! 目が覚めたら、ニャチャンの病院のベッドの上でした。医者には疲れと食あたりと日射病が重なって、結構大変な状況だったと言われました(笑) 

その後なんとか移動できるまでに回復しましたが、あの時は辛かったです。あとはロシアでW杯中に高熱を3日間くらい出したりと色々なところで体調を崩しました(笑) もともと身体が強くないっていうのもあるんですけど、やっぱり体力使うんですよね。気も張りますし、病気にかかったことついては話したらキリがありません(笑) 

あとはお金かな。限られたお金の中で回らないといけないですし。200万ほど用意していたのですが、最初のアジアで少しお金を使いすぎました(笑) ヨーロッパでは3週間くらい友達が泊めてくれたのでかなり助かりましたね。あとはバルセロナで野宿もしましたね。

 

アルゼンチンのペリトモレノ氷河




"それよりも今は自分の時間を大事にしたい"

 


-世界一周に行く前と行った後で変化したことはありますか?


やはり勉強に対する姿勢ですかね。あとは…もう遊ばなくていいかなってところはあります(笑) もちろん飲み会とかも楽しいんですけど、それよりも今は自分の時間を大事にしたいかなって思いますね。来年になったらまた遊びたいって思うかもしれませんけど(笑) 今はとりあえずいいかなって感じです。

 

 

-この経験を踏まえて学生に伝えたいことはありますか?

 

僕の場合、友達は社会人になっている人が多くて、その子たちの様子見ていると、やっぱり社会人になると、自分の時間を取ることが難しくなると思うんですよね。

学生は、お金はないけど時間は作ろうと思ったら作れます。だから自分が本当に取り組みたいと思ったことに熱中できる期間だと思うから、自分の中でしっかり順位付けをして、そのことには時間と情熱を注いで挑戦するべきだと思います。

本当にその気になれば明日海外に行くことだってできるわけですし。

あとは自分の芯を強く持つべきですね。目標を持ったらそれに向かって、頑張る勇気を持って欲しいなと思います。

 

世界一周したい人がいたらなんでもきいてください!(笑)


アフリカのサハラ砂漠



松中さん、今回はすてきなお話ありがとうございました!

私達も残りの大学生活、悔いのないものにしたいですね!

 

 

次回の投稿も楽しみにしていてください!

 

 

松中良介(1996年生まれ)

福岡県出身

一浪したのち2016年に明治学院大学経済学部国際経営学科に入学

2年次秋学期にクロアチアへ留学

その後大学を1年間休学し世界一周の旅へ

 

撮影:石田優希

写真提供:松中良介

 

石田優希(1998年生まれ)

神奈川県出身

2017年明治学院大学経済学部国際経営学科に入学

 

No Name
2019.10.15

石田さん

初めまして!Pando運営事務局の永井と申します(^^)
今回の記事、とっても楽しく読ませていただきました!

>世界一周したい人がいたらなんでもきいてください!(笑)
かっこいいですね…!経験者のみぞ語れる話を、ぜひ一度聞きたいです。

私の母校にも世界一周した人がいるかもしれませんが、その存在を知らなかったのでこうして母校の凄い人をピックアップして紹介する明学人さんの活動はとても素敵だと思います✨「こんなすごい人いたんだ!」と母校に愛着を持つ人が増えるのではないかなと思います☺

メンバーの皆さんのマイページも気になるので、ぜひ埋めてみて下さい(^^)
これからも記事の更新を楽しみにしています!

あと、機能的な話なのですが、ポイントカラーの設定が白になっている影響で、「コメントを送信」や「お問い合わせ」などのボタンが消えているように見えております😨
他の色に設定していただければボタンが現れますので、ご検討ください☺

永井

石田 優希
2019.10.15

永井さん

初めまして。
記事の拝見、ありがとうございます!!

私自身、今回初めてこのようなインタビュー記事を書かせていただいたので、とても良い経験になりました。
Pando自体も使い始めたばかりで色々と使い方を模索しているところです!
早速色の方変えてみました!!!

これからもよろしくお願いします♪

石田