こんにちは。明学人の石田優希です。
明学人では明学生を通して、明治学院大学の魅力を発信していきます。
今回はKENDAMA部代表の小山大輔さんにお話を伺いました!
小山さんは2017年7月にけん玉サークルを作ることを決意。以来、KENDAMA部代表として活動されています。
-小山さん、今日はよろしくお願いします!
お願いします!
今回取材させていただいた小山大輔さん
-まず、小山さんはなぜ明学に入学したのですか?
出身高校が明治学院東村山で。進路を考えるってなった時に、留学の制度が整っている大学、学部がいいなと思って、明学の国際経営学科を選びました。
あと、僕のおばあちゃんが戸塚に住んでいて、明学に進学すればおばあちゃん家から通えるなと(笑)
それに、おばあちゃんと一緒に暮らしておばあちゃん孝行をしたかったのもありますね。
-けん玉との出会いは?
3年くらい前に弟がけん玉をやっているところを見て、「お兄ちゃんとしてかっこいいところを見せたい!」と思ったことが最初のきっかけですね(笑)
やってみると意外と難しくて、YouTubeで「けん玉」と検索しました。
そしたら、アクロバティックな技がたくさん出てきて「なんじゃこりゃー!これけん玉なの!?」と衝撃を受けました。
けん玉のギャップに驚きを隠せず、そこからはまりましたね。
"けん玉の魅力を伝えたい!!!"
-大学に入学してKENDAMA部を作ろうと思った理由は?
もちろん自分自身、プレーヤーとしてけん玉がうまくなりたいというのもあります。
ですが、それ以上に僕が感じた「昔ながらのけん玉の遊びが、今ではスポーツとしてストリートけん玉に生まれ変わっているんだ」ということを一人でも多くの大学生に発信していきたいなと思って、けん玉と関われるコミュニティ「KENDAMA部」を作りました。
-どうやってKENDAMA部を立ち上げたのですか?
最初はサークルではなく、友達5人で「趣味」として休み時間にけん玉を楽しんでいました。
そしたらその友達が友達にけん玉を紹介して、少しずつ輪が広がりました。
10人くらい人が集まった時に「なんか人集まるね~」という話になって、「じゃあサークルにしてみるか!サークルにして運営もしっかりして、けん玉の魅力も発信していこう!」ということで1年生の7月14日にサークルを立ち上げることを決めました。
サークルを作るためにはまず、4月の新歓の時期に書類を提出しなきゃいけなくて…。
サークル立ち上げを決意したのが1年次の7月だったので、その時点ですぐにサークルを立ち上げることは無理だということを知りました。
なので、来年(2年次)の4月には準備万端にしようと思って人数を集めたり、イベントや大会を開いたりしていましたね。
実際に2年次の4月に書類を提出したのですが、活動期間が短いということで通らなくて(笑)
3年次の4月に出してようやく通りました。このままいくと、2020年の4月には公認サークルとして認められる予定です。
取材日も多くの学生がけん玉を練習していました
"けん玉を練習することが一番大切"
-具体的にどのような活動をしているのですか?
基本的に毎日お昼休みに練習をしています。
授業の関係で来れない日がある人もいるので、来れる人が来れる日にといった感じで集まって練習しています。
なによりけん玉を練習することが一番大切です。上達するために練習するのはもちろん、けん玉を発信していくためにも練習は欠かせませんね。
けん玉にもコツがあって、それを最初は僕一人で教えていました。
ですが、だんだんと人数が増えていくにつれて僕一人では教えきれなくなってきました。
そこで、部員全員が新しく入部してきたメンバーにけん玉を教えられるようにしようといった形を取りました。
他人にけん玉を教えるということは自分自身もコツを掴んでいないと教えられませんし、他人に教えることでコツを再確認できるというメリットもあります。
僕が卒業した後も「KENDAMA部」として続いていけるようにしていきたかったんですよね。
長期休みには大会やイベントを自分たちが主催してやっています。
最近は「明治学院大学KENDAMA部」の知名度が上がってきていて、自分たちが「大会主催します!イベントやります!」と告知した時に外部の方から支援をいただくことが多いです。
そういった方々から「頑張ってね!応援しているよ!」といった感じでけん玉やアパレル、グッズなどを無料で提供していただいています。
いただいたものを景品にさせてもらって大会やイベントが盛り上がっています。
あとは企業からお話をもらってワークショップを開かせていただいたり、児童館や幼稚園にお邪魔して、子供たちにけん玉を教えたりもしています。
KENDAMA部のメンバーたちとギネス世界記録を獲得
-ギネス世界記録も作りましたよね?
「大人数でけん玉を乗せる」といった世界記録挑戦にKENDAMA部から数名参加しました。「KENDAMA部」と書いてある賞状ももらっていい思い出になりました。
-留学中もけん玉をしていましたよね。
向こうの大学でもけん玉の魅力を現地の学生に伝えていました。
そしたらアイルランド大使館の耳に「けん玉をしている学生がいる」と入ったみたいで声をかけていただきました。
ワークショップを開かせていただいたり、ラグビーアイルランド代表の試合前にパフォーマンスをさせていただきましたね。
ラグビー日本W杯で日本に来ていた選手とも握手させてもらえて本当にうれしかったです。
けん玉を始めて世界が広がりましたね。
アイルランドで現地の子供たちと交流
"KENDAMA部を作って良かった"
-楽しいこと、苦労したことは?
どんどん人が増えていくことが嬉しいですね。
人が人を呼んでくるので、毎週のように部員が増えていっています。けん玉の魅力を伝えたいと思ってこの部を立ち上げたので、「けん玉ってこんなに楽しいんだ!」「こんなにはまるとは思わなかった!」と言われた時はKENDAMA部を作って良かったなと実感します。
大変だなと思うことは、モチベーションを上げることですね。
他人のモチベーションを上げることって結構難しくて…。
色んな人がいるので、その人にあったモチベーションのあげ方をその都度考えています。
-KENDAMA部の代表として意識していることは?
人前に立つ時や活動している時は常に明るく元気に振舞うようにしていますね。
リーダーの立ち居振る舞いで周りの雰囲気は大きく変わるのでそこは気を付けています。
あとは自分で立ち上げた部なので、責任を持って取り組むといったことは意識しています。
その一つに毎週木曜日は横浜キャンパスに行き、1年生にけん玉を教えています。
現在は110人にまで部員が増えたKENDAMA部
"けん玉を始めて本当に良かった"
-KENDAMA部の活動を通して自身が変わったこと、学んだことはありますか?
前までは「小山大輔」という一人の人間でしたが、今は「KENDAMA部代表 小山大輔」として部の看板を背負っているので、人として誰に見られても恥ずかしくない行動を取るようになりました。
人の上に立つことの大変さを身に染みて学びましたね。
110人もいるので、色んな人がいるんだなということがよく分かりました。
その人にあったけん玉の教え方、モチベーションの上げ方、接し方があるんだなということをすごく学びましたね。
日に日にコミュニケーション能力が上がっている気がします(笑)
あとは外部の大人の方からワークショップのお話をいただいたり、児童館や幼稚園の子供たちに教えたりと幅広い世代の方とお話する機会をたくさんいただいて、人との付き合い方を学びましたね。
-最後にメッセージをお願いします。
けん玉でギネス世界記録も取りましたし、去年の紅白歌合戦にも呼んでもらいました。留学中で紅白歌合戦は出れませんでしたが(笑)
こんな感じで、一つのことを極めるとここまで人が変わるんだなというのが率直な思いです。
けん玉を始めて本当に良かったです。
KENDAMA部は現在110人ほど部員がいます。
サークル費はなしでお昼休みに活動していて、それぞれが来れる日に集まって練習しています。
毎週新しい部員が増えているので「今は入れるタイミングじゃないんじゃ…」とかは一切ありません!
もちろん最初はけん玉も貸し出すので、けん玉を持っていなくても安心して来てください!
イベントや合宿をする時はアルコールは一切なしです。せっかく作ったKENDAMA部がお酒原因で潰れるのは悲しいので(笑)
あ、あとKENDAMA部のご縁もあって、最近渋谷にオープンしたDENDAMA&DARTSというけん玉とダーツができるカフェバーのオープニングスタッフのバイトも紹介していただきました。
渋谷スクランブル交差点のすぐ近くなのでぜひそちらも来てください!(笑)
ぜひ皆さん一緒にけん玉始めましょう!!!
小山さんありがとうございました!
終始輝いた目をされていて、けん玉への愛が伝わってきました。
新しい何かに挑戦している姿はとてもかっこいいですね!!
DENDAMA&DARTS https://reid.dendama.co.jp/
撮影:石田優希
写真提供:KENDAMA部
小山大輔(1998年生まれ)
KENDAMA部代表
埼玉県川越市出身
明治学院東村山高等学校を卒業した後、2017年明治学院大学経済学部国際経営学科に入学
1年次7月にKENDAMA部立ち上げを決意
2年次秋学期にアイルランドへ半年間留学
書き手
石田優希(1998年生まれ)
神奈川県出身
2017年明治学院大学経済学部国際経営学科に入学