時天沢(社会学部社会学科、管弦楽団)
こんにちは。明学人の伊藤鈴華です。
今回は中国からの留学生で、時天沢さんにお話を伺いました!
時さんは、管弦楽団に所属していてバイオリンを弾いています。
―時さん、今日はよろしくお願いします!
お願いします!
―まず、時さんの自己紹介をお願いします。
はい。時天沢です。中国から来た留学生です。今は社会学部社会学科の一年生です。よろしくお願いします。
―お願いします。年はいくつですか?
今年22歳になります。
―中国の高校を卒業して、日本語の勉強してから日本に来たのですか?
中国では、中学生の頃から日本語に触れてきました。そして高校を卒業したあとに日本に来て、2年間日本語学校に通いました。その後に、明治学院に入学しました。
―日本について、何がきっかけで興味を持ったのですか?
最初はアニメが好きで興味を持ちました。それで日本語を勉強しようと思いました。そして学校の先生に日本のことをいろいろ紹介してもらって、自分と日本は相性がいいかもしれないと思いました。そして、留学しようと思いました。
―なるほど。なんのアニメを見ていたのですか?
ワンピースです。他にも色んなアニメを見ました。
―ありがとうございます。ところで、何故、数ある大学の中から明学を選びましたか?
正直、最初は「〜学院」という名前が珍しいと感じたので、青山学院と明治学院を知ったのがきっかけです。実際に白金キャンパスまで見学に行き、魔法学院のような雰囲気が良いなと思ったので選びました。
他には社会学部の加藤先生の論文を拝読し、加藤先生のゼミに入りたいと思ったのもきっかけの一つです。
-では、社会学部に入ったのはその加藤先生が決め手ですか?
加藤先生もきっかけの一つですが、他にも理由があります。私は将来日本に残って、就職・結婚をし、日本で最期を遂げたいと考えています。
<i>日本の社会に溶け込み、日本の常識を学びたいです。なので、社会を可視化し、色々な社会の動向や流れ、世間が何を考えているかなどが学べると思った社会学部を選びました。</i>
-それでは次に、時さんは管弦楽団でバイオリンを演奏しているとのことですが、なぜ入団したのですか?
サークルに入った理由としては、日本人の友達が欲しいと思ったからです。中学にいるときから、弾いたことはなかったのですが、
バイオリンに興味があり学びたいと考えていたので、管弦楽団に決めました。
-何故、バイオリンに興味も持ったのですか?
小さい頃、「トムとジェリー」というアニメを見ていて、そのアニメは私にとってのバイブルのようなものでした。
「トムとジェリー」の音楽はクラシック音楽ばかりで、それがきっかけで好きになりました。
-サークルに入って楽しいことや、大変なことはなんですか?
サークルのみんなが優しくてそれがとても有難くとても楽しいです。人間関係がとてもいいなと思います。しかし、他のサークルに比べて厳しく、上下関係も少し感じました。
-サークルについていろいろ聞かせていただき、ありがとうございます。それでは、日本に来てから楽しいことと大変なことがあれば教えてください。
日本に来て新しいアイデンティティを身につけました。また、日本について勉強して自分自身が生まれ変わったと感じます。
大変だったことは、一人で留学に来たので友達がいないことと、日本語で自分が伝えたいとこを全て伝えられないことです。
-日本と中国の文化で、時さんがここが違うなと感じることは何ですか?
日本の方全体的に綺麗です。ゴミの分別などをちゃんとしていて、秩序を感じます。また、日本は中国よりもルールが多くて気を遣うことが多くたまに疲れてしまいます。
-その違いを踏まえた上で、どうして生まれ育った中国を離れ、これから日本で生きていくと決めたのですか?
日本の社会と自分が合っていると、実際に日本に来て更に感じたからです。また、昔の自分は今よりも性格が暗くて好きではありません。
<i>日本に来て明るくなった今の自分が好きだから、この自分で日本で生きていくと決めました。</i>
-将来は何になりたいですか?
<i>私は将来、先生になりたいです。外国人が日本で先生になるのは少し難しいと思いますが、小さい子供に自分の経験を伝えたいです。</i>
-最後に、時さんのように、これから日本に留学に来る人たちに、何かアドバイスや日本について伝えたいことはありますか?
伝えたいことは、カルチャーショックはどの留学でも必ずあるけれど、日本に入ったら従ってほしいです。日本の文化が正しくない、自分と違う、とマイナスの考えをまず持たないでほしいです。なるべく日本の文化を受け入れようという姿勢でいればすごく楽しく過ごせると思います。
―本日は貴重なお話をありがとうございました!