♯病名というラベル
今回がシリーズのラストです!
気付けば前回からかなり間が空いてしまいました...汗
前の記事は↓から
♯1 バリエーション、グラデーション
https://pando.life/naepro/article/23579
バリエーション、グラデーション #病名というラベル1
♯2 変わる他者と変わらない自己
https://pando.life/naepro/article/27333
変わる他者と変わらない自己 ♯病名というラベル2
「病気になってほっとする人」という言葉を見て、みなさんはどんなことを想像しましたか?一般的に「病気=悪いもの」というイメージが強いので、ほっとするってどういうこと?と思った方もいると思います。
病気になってほっとする人とは、病名というラベルを貼られることそのものが、症状の改善につながる可能性がある人のことです。
みんなが出来ることが出来ないのは、自分の努力が足りないから。
やる気が出ないのは自分が怠け者だから。
何かしら生活がうまくいかないとき、やるせない思いを抱え、自分のせいだと考える人は多いと思います。そんなとき、周りの人も、もう少し頑張ってみよう、やる気出してみよう、と励ますことが多いのではないでしょうか。
ただ、病名がつくと、周りの人の見方は変わります。
体調が悪いから、頑張れなくても仕方ない。
病気だから、重要な場面で居眠りしてしまうのは仕方ない。
病名というラベルによって、周りの見方が変われば、自身への見方も変わります。
単に自分の性格だけの問題ではないと、ほっとする人もいると思います。
ただ、
周りの人との関わり、すなわち環境がその人の症状に影響するなら、
病名というラベルがなくても
その人をほっとさせることは出来るのではないでしょうか。
病名が付かなくても、暮らしにくさ、生きにくさを抱えている人は多いなぁと感じます。
病気であっても病気でなくても、
居心地が良い環境がひとりひとりに存在すること。
暮らしやすいこと。
生きやすいこと。
このことは病気の治療の他に、重要なことだと思っています。
...どうやって実現していくかはまだ未定です🌱