3年目までのNATSUZEMIで学んだこと、想い

今から3年前の2017年、
当時私が学部2年の時、
 「つっちー、
NATSUZEMIって知ってる?」

ある先輩のこの一言から、私のNATSUZEMI人生がスタートしました。

この時、二年生として参加できるのは二人のみ、
周りの同期が参加したいと言っていましたのをよく覚えています。
NATSUZEMIに参加できることになったことを知った時は、すごくうれしかった。。。

でも、こんな私で役に立つのだろうか、一緒に行っていいのだろうか、女なのに貢献できるだろうか、そんな思いを持ちながらNATSUZEMI本番を迎えました。

NATSUZEMI2017の活動は、古民家のリノベーションでした。

島の大工さんや、先輩からやり方を教えてもらいながら、
試してみる、失敗する、学ぶ、成功する、の繰り返し
地道ではあるけれど、一人一人が
成功を積み重ねて、次の段階へ進んでいく。

建築を学び始めて、1年ちょっとの私には、ものすごい刺激でした。

楽しくて、楽しくて、仕方なかった。

NATSUZEMI本番最終日には、完成しなかったけど、
ものすごい
知識と技術と経験をさせていただいた。


NATSUZEMI2018では、大島の日の出浜でワークショップを開催。
「大島の魅力の再建」をコンセプトに様々なものづくりをしました。

3班に分かれて、アイディアを出しながら、設計し、施工方法を考え、試しに造ってみる。
5大学が集まっているだけあって、提案がいいものになっていくのを日に日に感じました。


何よりも、自分が提案したものが、採用されたとき、すごくうれしかった。

提案したものは、プラ板にイラストを描いて、
大島の風景を切り取るというもの、

楽しそうに撮っている先輩や同期を見てものすごくうれしくなりました。

NATSUZEMI本番では、島民の子どもから学生、高齢者、観光客もワークショップに参加してくれた。


NATSUZEMIが作り上げてきたものが、
みんなの笑顔を作ることができた。
「今年も参加してよかった。」そう思った瞬間でした。



NATSUZEMI2019の活動は、大島の玄関口付近にある潮風のテラスをデザイン。

施工が二班に大きく分かれる中、途中からインスタレーション班が生まれ、そのリーダーとして任された。

NATSUZEMIの中では長い3年目、、、
これでいいのか、スタディしながら、相談しながら、施工していった。

自分の決定で、みんなが動く、班の人数は少なかったけど、
プレッシャーに負けないように、冷静を保ちながら先を考えながらの行動。

難しかった。構造も施工も表現方法も。

それでも、なんとか作り上げた。

全部の班も完成して、潮風のテラスのお披露目。
みんなで造ったアプローチ、テーブル、椅子、照明が使われている。
インスタレーションの前で、写真を撮っている。笑顔が見れる。

最高に、うれしかった。





NATSUZEMIは、ものづくりの面白さを伝える団体。

この3年で、私が面白さを知って、面白さを伝えて、ものづくりのすごさを伝えられた。

NATSUZEMI2020、今回は、自分たちの代、最後のNATSUZEMI。


ものづくりの面白さをどう伝えようか。


NATSUZEMI2020副代表
槌田美鈴