この記事では当会の国内事業に関する今後のビジョンを述べていきます!
当会は国外での事業だけでなく国内でも複数の事業を行っております。代表的なものとしては出張授業と国際交流校構築事業があります。
1つ目は出張授業です。出張授業とは当会が日本の中学校、高校に赴き、国際協力に関する授業を行うものです。この事業の目的としては、日本の中高生に国際協力を身近に感じてもらい、行動を起こすきっかけとなってもらうこと、当会が得た知識を未来のある中高生に還元すること、授業を行なう当会会員も国際協力に関する関心を深めることの3点が挙げられます。本事業は2003年から行われ、現在までに10校以上の学校で授業を行ってまいりました。昨年は東京都立の高等学校と横浜市の私立中学校で授業を行いました。本年は新型コロナウイルスの影響を考慮し、授業をビデオに収録し、高校に送ることを検討しております。
2つ目は国際交流校構築事業です。この事業は日本の学校とカンボジアの学校をつなげるという事業です。当会は2011年の震災後、石巻市の中学校とバッタンバン州のトゥルコキ中学校を大和ハウスさんのご協力の元、国際交流校としてつなぐことができました。日本の学校と現地の学校をつなげることにより大和ハウスさんに資金を援助していただき、トゥルコキ中学校を建設しました。2019年には練馬区の小学校から文房具を寄付していただき、カンボジアの小中学校に届けました。そして文房具を頂いた小学校で、文房具を届けた学校に関することやカンボジアに関する授業を行い、両校をつなげる試みを行っているところであります。
現在全世界で新型コロナウイルスが流行しているため海外に渡航し、海外で事業を行うことは難しくなっております。その中で当会が今できることは主に国内での事業だと考えております。したがって、今後海外に渡航できるようになるまでは、以上に挙げたような国内事業を中心に力を注いでいきたいと思っております。