人とのつながり

人とのつながり

仲間、先生、友達、恋人、家族。人との出会いで自分の人生は創られていく。

最近よく考えるのだが、もし今周りにいる人たちと出会っていなかったら、繋がっていなかったら、私はどうなっていたのだろう。


受験期に出会った小論文の先生。

その先生は、英語やドイツ語、ギリシア語など、5カ国語が話せる人で、古代の哲学や文学に精通している人だった。授業内容は難しくてよく分からなかったが、その先生が本当に心から「学び」を愉しんでいることが伝わってきた。

勉強ってただ「1955年 ジュネーヴ四巨頭会談」とか年号単語を暗記することじゃなくて、なんでこの会議が開かれたんだろう、会議ではどんな風に巨頭たちは話し合ったんだろう、何を考えていたんだろう、この会議が後の世界に及ぼした影響は?と、もっと深くまで知ること、興味の赴くままに探求すること、正しいとされていることに疑問を抱いてみること、学ぶとはこうゆうことだ。そんなことに気づかせてくれた。

この先生に出会ってから、私の勉強への姿勢が大きく変わった。小学生の頃から作文や感想文など、文章を書くことが大嫌いだったが、この先生の授業を通じて、文字を綴ることが好きになった。結局、志望校に小論文なんて必要ないのに、受験期に5時間も6時間もひとつの小論文に向き合うくらい、好きになった。(←今思い返すと大事な時期に何やってるんだって感じだけど)

 

私のお母さん。

母は、なんでもない日常の中で、「いつもありがとう」「生まれてきてくれてありがとう」「大好きだよ」「大切に思ってるよ」と私たち姉妹や父に伝えてくれる。長年、いつもいつも一緒にいる人に対して、感謝や愛情の気持ちを伝えるのは気恥ずかしかったり、言わなくても分かるだろう、と思いがちだ。それに、大人になるにつれて自分の気持ちを素直に表現しづらくなる。それでもきちんと言葉にして自分の思いを伝える母を尊敬している。こんな素敵な大人になりたいと思わせられる。

 

風の会。

風の会のメンバーは皆才能や情熱、わくわくで溢れている。国際協力や教育支援について真剣に、悩みつつ、でも楽しんで考えている姿を見ると、沢山の刺激をもらうし、本当にこの団体に入ってよかったと思う。

私は中高生の頃から教育支援に興味があり、将来も何らかの形で国際協力に携わりたいと考えていた。今もその思いは変わらないが、風の会で様々な活動に取り組んできて、支援って何だろう、今やっていることは自分たちの自己満足なのではないか、など色々考えさせられた。このように国際協力に対して複数の視点を持てるようになったのも、風の会の人たちとの熱い議論や、ひとりひとりが持っている思いを知ること、つまり、人との交流によってである。

 

小論文の先生、私のお母さん、風の会のメンバー。

自分の価値観や人生観は、周りの人の価値観や人生観とふれあい、ぶつかりあうことで創られていく。

だから、色んな経験をしてきた、多種多様なバックグラウンドを持つ人たちの話を聞きたい。話したい。もしかしたら、自分の人生を揺るがすような出会いがあるかもしれない。

同時に、私自身も、周りの人を幸せにできるような、わくわくできるような人間になりたい。

大切にしたい周りの人たちに、自分の愛や幸せを伝えられる人でありたい。

愛と幸せの塊でありたい。

手島智美
2021.04.09

初めまして。PandoのTwitterを運営しております、手島と申します🌸
私のプロフィールです→https://pando.life/@teshitomo777

記事の内容が素敵だったのでコメントさせていただきました。
自分の人生はいろんな人との出会いで造られていく、ということに共感しました。
どんな人に出会いかで人生が変わるとも思います。
是非日々感じたことを文章にして残してみてください。些細なことでも何でも!
pandoは大前さんが自分の人生を振り返ったり、考えたりする時、寄り添えるような存在でありたいと思っています。誰かが大前さんの記事を読んで、人生が変わることだってあるかも知れません!また記事投稿されるのを楽しみにしていますね!