ぱらせんのつぶやき 避難訓練報告からの「防災について考えよう」
2022年8月10日(火)に、TSBの教職員全員が参加する「避難訓練」がありました。
常勤教職員が班ごとになって、次の訓練を行いました。
- 授業中の大規模地震発生を想定した避難訓練
- 心肺蘇生、AEDの使用講習
- 災害備蓄品の確認
授業中の場面想定から急病人の発見、蘇生の演習を行いましたが、
いつやっても神経を使います。
心肺蘇生、AED講習では、TSBの教員でインストラクターをしている先生から講話もありましたが、
講話もあるからこそ、常々緊張感を持ち続けることが出来ます。
今回の講話では、「勇気をもって行動すること」というワードが印象的です。
実際の災害時、自分がどれだけ動くことが出来るのか、こうした訓練の時に考える必要があるのかもしれません。
さまざまな場面を想定した避難訓練の実施は、学生の身も自分自身の身も守ることに繋がります。
わたしたち教員は、定期的な訓練によって有事の際に備えています。
みなさんも、節目節目で防災について考えてみませんか?
学生のみなさんにも知っておいてほしいこと
子どもと自分たちの身を守る訓練でもある学校の避難訓練は、「安全指導」の一つで「健康安全・体育的行事」に位置付けられます。
地震、火災、自然災害など、有事の際に安全な避難行動をとるための訓練です。
保育所や児童厚生施設、青少年教育施設での実施してきた避難訓練では、
次のことを指導の際に必ず伝達してきました。
避難の際は、
落ちてこない、倒れてこない、移動してこない場所へ避難。
そして「おかしも」!!(押さない/駆けない/しゃべらない/戻らない)
普段の生活の参考にしてください!
防災教育の教材
複合施設での防災管理と震災体験を基にした教材東日本大震災のとき、私は仙台にいました。その時のことも踏まえて作成した教材をアップします。
読んだタイミングで「もしものとき」を想定して、「防災」について考えてみてください。
青少年向け合宿用の指導資料
学生が企画する学習合宿の際にも、安全指導は必ず行っています。事前学習を踏まえて学生が作成した資料もアップします。
最後に
私は、岩手生まれで仙台でも過ごしたことがあり、家族、友人知人が東北にも多くいます。今回のこの記事を書いているとき、
あの日から連絡が取れない友だちのことを考えたり、
みんなからもらったメールや避難所で知り合った人のことを想いだしたり、
仙台から千葉に戻るまでの間に立ち寄った友人にご馳走してもらった暖かいごはんのおいしさ、
保育所に戻ったときの園児の様子、
他にもいっぱいいろいろなことを思い返しました。
頭に出てくるのは、「人、食、環境」です。
わたしたちは、人とのつながりで生きていて、食があって健康を保ち、環境があって安全を保ち、
さまざまなことのつながりがあって安心して過ごしています。
地震、火災、自然災害は、
いつ、どこで、何が起きるかわからないからこそ、
皆さんには、こうした機会に「防災について」考えてもらいたいと思います。