日常の気づき
身の入らない1日だった。命に向き合うということが大きなストレスになってしまい自分の中で折り合いが付かず、荷物を水浸しにしたり、ぼーっとしたりと心ここに在らずといった状態だった。
人の命が失われるというものはニュースなどで情報として見聞きし、「どうしてそうなってしまったんだろう」と考え、悔しいだろうなとも思う。
ただ、やはり何処か他人事で身の回りには起きないだろうという慢心のようなものがあった。
でもそうではなくて、そういった経験がまだ自分にはないだけで、幸運だっただけで、当たり前のことなのにいざそういったものに自分が触れると、できていない事だらけで後悔が押し寄せてくる。
気持ちの整理がつかない。身が入らない。
お世話になったことに感謝も恩返しもできていない。
時間が無くなってようやくやりたいことしなきゃいけないことが出てくる。
だからせめてちゃんと向き合って、「ありがとう」を言う。
時間のあるうちに、自分のできることを考えて、
笑顔でお別れを言えるように。