学生の革新的アイデアはこうして生まれる
今回はプレゼンテーションとはまた少し違った革新的アイデアを生むグループワークについて書こうと思います。昨日は今秋出場予定の国内最大級のビジネスコンテスト【キャリアインカレ】に向けて準備活動を行いました。そもそもなぜプレゼンサークルがビジネスコンテストに出場するのか?疑問に思われると思いますが社会に出てプレゼンをする場ってほとんどがビジネスの場なんですね。だったら学生だからといってプレゼンとビジネスを別物に考えるわけにはいきません。
ビジコンで勝つうえでもっとも大切なものは提案内容そのものです。たいていの場合2030年の社会問題等とても抽象的で且つ、革新的な取り組みを提案せよなど学生が一番嫌いな(苦手な)ものがテーマになります。まずはじめにやるべきことは課題文をしっかりと読んで求められているのは何かを理解することです。これは入試問題を解くのと同じ要領ですね(笑)その次にアイデアを出すわけです。最初の手順をないがしろにしてはいけません。
さぁお待たせしました、前置きが長くなりましたがここから本題に入ります。学生が思いつくレベルのアイデアなんて社会人が先に思いつくだろ、、。なんて後ろ向きに考えてはいけません。社会人と比べると経験や知識が少ない分、「先入観」みたいのが学生にはないんですね。だからこそ革新的なアイデアが生まれるんじゃないですか。
実際その業界のエキスパートでない大学生5人がテーブル囲って2時間とか時間制限設けてテーマについてあれこれ真面目に議論したところで絶対に革新的なアイデアなんて出ません。だから私たちPoshでは時間制限を設けずに雑談をします。課題のことは頭の片隅に置いとく程度で大丈夫です。学生が延々と生産性のない話をしている光景よく目にしませんか?実はそこに大事なヒントが隠れているんです。学生が雑談で盛り上がっている時ってみんなよく喋りますよね。それが大事なんです!みんなが意見をバンバン出していく。課題について話さないといけない…それが一番にあるとどうしても沈黙の時間が増えてしまうんです。沈黙からは何も生まれません。従来のお堅い議論で水資源の問題を解決しようとして航空機のエアコンの結露で生じた水の再利用などといったアイデアが容易にでると思いますか?大抵は海水の真水化などが上がると思いますが海水の真水化ってそれに必要な電力量とか加味すると結局環境負荷がかかってしまうし何より革新的じゃないですよね(笑)
99%が無駄かもしれませんが1%大当たりがあればいいじゃないですか。1%を生むために必要なのは沈黙した空間などではなく、意見が途絶えることなく飛び交う空間なんだと感じた昨日でした。