学生団体 PUZZるとは

こんにちは、PUZZる 代表のあすかです! いまさらながらなんですがしっかりと記事を投稿したことがなかったので、今回初めて、PUZZるとはなにか、というお話をしようかなと思います。よろしければお付き合いください!

学生団体PUZZるは、高校生を主体に活動している非営利団体です。テーマは「映像をコミュニケーションツールにする」。つまり、映像を何かと繋がる術にする、という意味ですね。

やっぱり現代で映像を制作、鑑賞するというのは私たちの生活に身近ですし、極論を言えばスマホ一台あればだれでも出来ることです。内蔵カメラの画質は年々上がってますし、無料でカッコいい動画を作るアプリも沢山出ています。なんならカメラもパソコンも安く品質の高いものがたくさんあります。今、映像制作成長期なんです。

ただ、全盛期ではない。それはなぜか、というのは、やっぱり「ロジック上の価値」「コンテンツ上のの価値」「クロスメディア上の価値」がまだパーソナルな映像制作で確立されていないからだと思うんです。それぞれ説明をしていきます。

まずは「ロジック上の価値」です。集団で映像を制作するというのは、昔から今日まで続くオーソドックスな手法ですが、一つの作品を作るにも、様々な思いが入り乱れ、メンバーの中で葛藤が生まれます。これはどのような集団制作物でも起こりうる過程です。ただ、映像は先ほども述べた通り参入がとても簡単。誰でもバリアフリーにふれられることができます。そこで、複数人で一つの目標に向けた協働は、学生の経験として価値のあるものになるのではないかなと。言ってしまえば映像である必要性は絶対ではないのですが、ただ様々な役割に分かれて制作をするそのロジックで、見えてくるものがいろいろあると思っています。

二つ目は「コンテンツ上の価値」です。TikTokやYoutube、あるいは流行りのVlogなど、パーソナルな映像制作では自分自身の表現をするツールとしてあるものです。それ自体に価値はとてもあるし、技術という面から言ってもスキルの向上につながるのでさらに拡大すべきものです。しかし、それらを仲間内でなく、しっかりと社会に提示する。そうして社会に作品が揉まれながら、受信者も発信者もお互いにその作品に意味を見出す。そういう相乗効果みたいなものが、インターネットをより価値あるものにする方法なんじゃないかな、とおもっています。だからこそ、自己満で終わらず、社会になにか問いかけられるようなものも、学生から生み出していくことが大切だと考えています。

最後は「クロスメディア上の価値」です。映像というワードを何度も使っていますが、私たちPUZZるは、映像だけでなくそれに類するメディア(写真、音楽、デザイン、演技、ダンス等等)の今までにない繋がりを模索しています。映画なんかを見ればわかりやすいんですが、映像は演技や撮影や編集で成り立っていますよね。そこにポスターが加わり、主題歌が加わり、ファッションが加わり。そして主題歌にはダンスが加わり...とそれこそPUZZLE(パズル)の様に表現がつながっていきます。それを、学生個人個人の持つ興味という形でつなげられれば、表現技法としても、学生同士の繋がりとしても面白いコミュニティが生まれると信じていています。


この3つは、個人が発信、受信する映像にはまだない要素です。私たちはこの3つの観点を総合して「映像をコミュニケーションツールにする」として、そういったビジョンのもと活動しているのです。きっと大学生になれば簡単に映像を仲間同士で作れることでしょう。私も、この団体のきっかけであるメディアゼミという選択授業があったため、このように活動をできています。しかしおおよその学生はそうではなく、小学生はおろか、中高生にもそのチャンスが希薄だなと感じざるを得ません。私たちは、そういった同志と、当事者としても企画者としてもコミュニティという形で関わりあいたいなと思っています。

長くなりましたが、これらがPUZZるの概要になります。次は具体的な活動案なんかをまとめられたらいいなーと思いつつ、この場を締めさせていただきます!最後までお読みくださりありがとうございました!