こんにちは!ラジリア広報です
9月17日(木)21時より開催された、ラジリアゼミの模様をお伝えします!
今回はゲストスピーカーとして、対話カフェにも来てくださっている木村さんにお話を伺いました。
木村さんは、修士課程からオーストラリアのクイーンズランド大学に進学され、主に環境学を専攻とされています。クイーンズランド大学はオーストラリアの東側の州に位置し、日本の姉妹校には東工大などがあるそうです。なので、例えば1か月程度の語学留学として、毎年日本からも多くの学生さんが来られるようです。
木村さんが体感された日本と海外の大学の違いについて、トピックごとにまとめていきたいと思います!
1.キャンパス
イメージ通り、めちゃめちゃ大きいらしいです笑 自然も豊かで、隣の大学構内にはコアラが住んでいるそうです(野生なのか、飼育されているのかは定かではありませんが)
2.学生
日本の大学よりも多種多様な方が大学に来られているらしく、知っているだけでも全大陸制覇できてしまうそうです。また、すでに孫がいるという方も、同じ学生として勉強されているそうです。
3.大学に入る目的
日本の大学では、特に1,2年生の間は自分のしたいことを探しに行く、という傾向が強いと思います。一方で海外の大学では、自分が学びたいことを探しに行くのではなく、すでに学びたいことが決まっていてそれを勉強しに行く、といった意味合いが強いようです。なので、社会人になってからもう一度勉強する方も多く、学生の年代が多様なのも頷けますね!
4.授業
与えられたカリキュラムを受動的にこなすというより、能動的に学ぶという意識が強いようです。ディスカッションも活発で、授業外でもニュースや社会問題などについて会話する機会が多いことから、そうした習慣が普段から根付いているようです。特に環境問題に対する意識は国民全体としてかなり強いそうです。
オンラインとキャンパス内での授業の割合は、およそ半々くらいのようです。また講義はオンライン上にアップされるので、後から見直すこともできるそうです。
講義の中には、オーストラリアの山火事や、アメリカ合衆国がパリ協定からの脱退を決めたことなど、タイムリーな話題も多く、そうした内容は特に印象的だったそうです。
5.課題
海外の大学ではよく課題が大変と聞きますが、クイーンズランド大学も例にもれず量が多いそうです。1タームで取れる科目数は一応4つと決められているそうですが、その中にも講義やワークなど様々なクラスがあります。また、課題としては「ある一つの問題に対して6000 words程度で自分の意見を述べよ(6000字ではないです!)」といった分量のものが普通に課されるそうです。なので、学生は勉強に忙しく(図書館で自習するのは当たり前)、政府からも学生がアルバイトできる上限時間が決められているそうです。
6.就活
日本の大学では大学3年、修士1年から就活を始めるというのが一般的ですが、海外ではそもそも就活といった概念があまりないそうです。大学を卒業したら就職先を探し、インターンや契約といった形を経て働く経験をしに行く、といったイメージが強いそうです。また、転職も日本に比べるとかなり一般的なことのようです。
7.普段の生活
学生はみなフレンドリーで、ステイ先のシェアハウスにもよく友人が連れて来られるそうです。日本ではオンライン講義の影響で学生の孤立が社会問題になっていますが、オーストラリアでは新入生ともすでに打ち解けているそうです。
最後に「もう一度大学に行くとしたら、日本と海外、どちらの大学に行くか」という質問に対しては、やはり海外の大学を選択するらしく、できることなら学部時代から行きたかった、とのことでした。自分は院生として、海外の大学院に進学することは当時考えていませんでしたが、そうした選択も良かったなと改めて感じました。これから大学院に進学される方は、ぜひ検討してみてください!
今回はラジリアゼミ終了後に時間をオーバーして、ほかにも様々なお話を聞かせていただきました!オーストラリアの食事情や人為的に起こす山火事のこと、資源・エネルギー問題、メルボルンの現状についてなど、どれも興味深い話題ばかりで、非常に楽しい時間を過ごさせていただきました。
木村さん、そして参加していただいた方々、遅くまで本当にありがとうございました!
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以上、ラジリア広報でした!