ラジリア読書会とは?

こんにちは!
メンバーの宗像穂乃香(むなかたほのか)です!
今回はラジリアの定番企画「ラジリア読書会」についてご紹介します♪


早速ですが、皆さんは最後に本を読んだのはいつか覚えていますか?

若者の活字離れが叫ばれている昨今、その批判通りに「最近本読んでないな」と思った方も多いのではないでしょうか。もちろんインターネットなど、紙の本以上に効率のよい情報の入手の仕方が増えたのは事実です。しかしだからといって、本を読む機会がなくなっていくのはどこか寂しい気がします。装丁や紙の質感、どこか懐かしいインクの匂い……。内容だけでなく、そういった要素からも「本」という経験は成り立っているのではないでしょうか。
そうした減りつつある人と本との出会いを促進するために自粛期間中に始めたのがこの読書会です。既に4回開催しており、多くの方と共にミステリから研究書までいろいろなジャンルの本が毎回集っています。

私は運営として何度か関わらせていただいたのですが、中でも印象的だったのが第3回の「青空読書会」です。


新型コロナウイルスの対策をしつつ対面できないか……と考えた結果、屋外で読書会を行いました。対面ですることで、お互いの本を試し読みできたり本の質感を楽しめたり、オンラインで開催するのとはまた違った良さを味わうことができました。
(ちなみに私はせっかく直接見てもらえるということで、乙女の本棚シリーズから一冊紹介しました。日本の文豪の名作に現代イラストレーターさんの美麗な挿絵がマッチした、画集としても楽しめる一品です。皆様もぜひチェックしてみてください→http://rittorsha.jp/s/otome/)

今までの数回の読書会を経験して私が感じたのが、私も含めた現代の若者の「読書」の幅にはまだまだ広がる余地があるなということです。

皆さんは友人が「本を読んだ」と言ったときに、どのような本を想像するでしょうか。

私はこれまで読書=文学だという認識しかなかったので、同じような場面に遭遇したときは「へ~誰の(作品)を読んだの?」と聞いていました。ですが、以前に友人から「へ~何(について)の本読んだの?」と言われて戸惑いました。例えば「坊ちゃん」を読んで「それ何の本?」と聞かれても困ります。おそらくその人はマネジメントについての本や物理学についての本など教養書、ビジネス書を想定していたのだと思います。

そこで初めて、私は人によって「本」と言われてイメージするものには幅があるのだなということを知りました。

普段は文学を読む人、ビジネス書を読む人、本をそもそも読まない人……。そうした人々がイメージする「本」は三者三様です。そのイメージの幅を広げるのがまさにラジリア読書会だと思います。

私たちの読書会は、ビブリオバトルのように競ったりはしません。
紹介する本も、紹介の仕方も、全て自由です。
私たちの世界を広げてくれる本。その本自体の世界をもっと広げていく。
そんな場にしていきたいと私は考えています。

この本と人との出会いをアップデートしていくことに関して個人的にプロジェクトを進めているので、詳細については後日また詳しく記事にしたいと思います!

今後も定期的に開催していきますので、皆様どうぞお気軽にご参加ください!

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