ビジョンか妄想か

「ビジョンも行動しなければ、ただの妄想に過ぎない」

こんな言葉を見かけた。間違いない正論だろう。

私ごとではあるが、昨年末で代表を務めていたRealizeを引退した。引退の日にはありがたいことに、メンバーからサプライズで動画や花束、お菓子、手紙などたくさんのものを頂いた。

そして先日、次期代表を務める愛未からも手紙を頂いた。彼女は引退する当日、都合で会議を休んでいたため、春休みに会えた日に直接渡してくれた。

愛未

このことを機に改めて、他の人からもらった手紙も読み返すことにした。

手紙を読み返すと引退した日に読んだ時と違う見え方があった。当時はただただ嬉しく、感極まり、泣きながら読んでいた。（しっかり読めていなかったのかも？笑）

しかし今読むと目に留まる言葉がある。それは自分がメンバーにとって何か関わったことでよかった、成長した、変われたと書かれてある言葉である。

愛未からも

あんな内気で消極的だった私が変われている。自ら行動・考え方を動かせた人生の変わり方だった。

と書かれていた。実際に変わったのは本人自身ではあるが、そこのきっかけを与えた一人になれたことはとても嬉しく感じる。それは自分のビジョンだからだろう。

私の現在のビジョン（なりたい自分）には、人が良い方向に変わるようなきっかけを与えられる人になることやその人が関わったことで少しでもプラスになれるような存在になりたい。そんなニュアンスが含まれている。

Realizeにいた当時は、何がビジョンを達成するために正解なことなのかわからず、とにかく何事も挑戦していた。自分自身を、そして仲間を信じて一歩ずつ進んだ。ただの妄想で終わらないように。

これから自分のビジョンをより鮮明に思い描き、「何とかしてでも実現する」という気持ちを持ち、臨んでいく。