こんにちは!Share Healthの鈴木麻優里です!今日は、SDGs目標13に注目した勉強会の、簡単なまとめを共有したいと思います!
目標13は「気候変動に具体的な対策を / CLIMATE ACTION~気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる~」という目標です。
温室効果ガスの排出を原因とする地球温暖化現象が招く世界各地での気候変動やその影響を軽減することが目標となっています。
目標13の背景
まず世界的に気候変動への取り組みがありました。2015年に開催されたCOP21ではパリ協定が採択され、2016年11月4日から発行されました。パリ協定は、1997年に定められた京都議定書の後継となるものです。
①世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて2℃より十分低く保ち、1.5℃に抑える努力をする
②できるかぎり早く世界の温室効果ガス排出量をピークアウトし、21世紀後半には、温室効果ガス排出量と(森林などによる)吸収量のバランスをとる
という目標が掲げられました。
パリ協定の特徴
⑴途上国を含む全ての参加国に排出削減の努力が求められている
⑵各国の取り組みによってどの程度温室効果ガスを削減することができたのかという進捗状況に関する情報は定期的に提供
⑶専門家によるレビューを受ける
⑷気候変動問題に関する世界の取り組みの透明性を高め、きちんと実施状況が確認できる
しかしながら、気候変動の深刻な影響を目の当たりにしていない国はない状況にあります。温室効果ガス排出量は増加の一途をたどり、現在では1990年と比較して50%以上増えています。このような背景を受けて、SDGsでは、目標13として、気候変動にないする目標が掲げられています。
具体的な現状の問題
異常気象や海水面の上昇 は、先進国、途上国の人々と財産に影響している
Ex) フィリピン の零細農家からロンドンのビジネスマンに至るまで、気候変動は貧困層や社会的弱者、さらには女性、子ども、高齢者といった社会 の周辺に押しやられた人々を中心に、あらゆる人に影響を及ぼしています
私たちが何も対策をとらず、気候変動を放置すれば、地球の平均気温上昇は 3°C を超え、あらゆる生態系に悪影響が及んでしまいます。気候変動が暴風雨や災害、さらには紛争の原因となりかねない食料不足や水不足などの脅威をさらに悪化させるリスクもあります。何もしなければ、私たちはすぐに対策を取った場合よりも多くのコストを被ることになります。
日本における目標13に対する取り組み
温室効果ガスの排出量を2030年時点で13年比26.0%減とする削減目標案が正式に決定され、国連の気候変動枠組み条約事務局に提出しました。さらに2016年5月には、地球温暖化対策計画が策定され、先述の中期目標と併せた長期目標として、2050年までに80%の温室効果ガスの削減を目指している。
ヤクルトの取り組み
工場で使用する機会を省エネタイプに切り替える
エコドライブ、環境負荷が少ない運輸方法を選択
徹底したゴミの分別
水使用量の削減
目標達成のために私たちができること
・大量消費をやめてリユースやリサイクルを心がけること
・電気をこまめに消してムダな電気をつかわない
・燃費のいい車を使う、燃費の良い乗り方を心がける
・ゴミの分別の徹底
・ビニール袋を買わない(有料になったけど、割とみんな買ってしまっているイメージ)