部員が保護した子猫

私たちてくねこにはドライブが大好きなフユトという同大学の2年生がいるのですが、彼が山道をドライブしているときに、雨の中で弱っている子猫を見つけて保護して、家に連れ帰りました。

まず、子猫は体がとても汚れていて、目ヤニがひどかったので頑張ってそれを取っていました。そしてフユトくんはこの子を買うことに決め、キャベツと名前をつけました。「これからこいつと俺の奇妙な共同生活が始まるのか」とフユトはとてもワクワクしていました。

次の日にフユトはバイトがあったので、僕と部員の恩籐で動物病院に連れて行きました。そこでは風邪と栄養失調と診断され、栄養剤、目薬、風邪薬などを打っていただきました。病院を後にし家に帰り、これで一安心だと思った矢先、キャベツが下痢を催し、頭を段ボール箱にぶつけはじめました。これは本当に危険な状態だと思い、すぐに動物病院に戻り、もう一度診断をしていただきましたが、キャベツはもう一度家に連れ帰って2時間後に死んでしまいました。

そのあと、フユトは家に集まる私たちを置いて、キャベツを元いた山に戻しに行きました。

フユトにとって今回のことはとても悲しいことで、もうこの活動をやめてしまうかと思いましたが、「俺は次も子猫を見つけた時には保護をする」と言ってくれました。結果的にキャベツは死んでしまいましたが、雨の降る山道でもう少しで死んでいたかもしれなかった子猫が、フユトや部員たちに暖かい場所を用意してもらい、ごはんを食べさせてもらい、名前をつけて可愛がってもらったあの時間は絶対に無駄ではありませんでした。

キャベツは「命の儚さ」を教えてくれ、フユトは「無償の愛」を示してくれました。その場にいた部員は、それぞれの猫保護について考えることを促されたと思います。この場を借りて感謝を言わせてください。

フユト、キャベツ本当にありがとう



この記事を最後まで読んでくれた方に、今後子猫を拾った時のアドバイスをします。

➀ すぐに病院へ! ➁お風呂に入れない! タオルで拭く!

➂暖かくしてあげる! ➃子猫用の餌をあげる!

➄てくねこへご連絡を! 私たちは高知県に住んでいるので遠すぎる方にはアドバイスをすることしかできませんが、近くの県や地方の方であれば里親探しのお手伝いなどができると思います!