誰も分からない

今回のテーマ「不妊去勢手術」。
私達のサークルの主要な活動の一種でもあるTNRもこの手術を行う。この行為は果たして正義なのか。3つの観点から少し考えようと思う。
 1つ目は猫目線。本来生物は子孫を繁栄させるために生きている。おそらく猫もそれが当てはまると思う。となれば不妊去勢手術をすることは猫にとって生きる目的を失うことにもつながる。わけも分からず檻にいれられ、気づいたら自身の生殖機能を失っているという事実は猫にとってはあまりいいことではないだろう。
 2つ目は人目線。人からしたら猫が増えすぎることもなくなり、家でも飼育しやすくなったりするなど利点はあると思う。私達からすれば、野良猫が去勢を行った結果猫が全滅するなんてことありえないのだから去勢をしたほうが何かと都合がいい。
 3つ目は猫の人間が共生する目線。猫が増えすぎる事によって糞尿や鳴き声などの問題はもちろん、人間同士でも争いが起きることがある。それに猫が巻き込まれ、虐待や虐殺が行われたりする。少しでも多くの命を救うためならば、去勢はひとつな重要な項目であると思う。

こんな風に3つの観点から言ってみたが所詮は人間のエゴなのである。
私達は人間だから絶対に人間よりの考えになる。だけれども、猫を救いたいと思って出した結論が不妊去勢手術なのだ。

私自身この手術がめちゃめちゃにいいことかときかれたらいいことだとは言い切れない。しかし、猫が好きだからこそ少しでも救いたい。この子達が最後まで幸せに生きれるようにしたい。その結果のTNRであったり手術である。

​猫を救うための現在ある中で一番あの子達を救える方法が去勢手術なのだと思う。

定期投稿
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かんた
2021.10.13

藤田さん、とても考えさせられる記事をありがとうございます。

3つの視点とてもわかりやすかったです。タイトルにもあるよう「誰もわからない」問題に必死で考え行動されていることは本当にすごいことだと思います。

猫も、犬も、それ以外の動物も、植物も共存できていける環境に少しずつ近づけて行きたいですね。

藤田さんの記事から毎回勉強させていただいています。
これからの記事も楽しみにしています。