I thinkの大切さ

こんにちは。一般社団法人STUDY FOR TWO学生副代表の北野昂大です。
今回は、「I think」について考えてみました。

結論、「I think」の発言が人間関係の形成、善い人生に大きく寄与すると考えます。
なぜなら、その発言の個人の価値観、信条、人間性が現れるからです。人間関係とは自分の価値観を押し付け合うのではなく、質問することで相手の価値観で判断してもらい、自分はそれを受容することの繰り返しです。価値観の見えない人間関係、会話とは顔がないと考えます。顔がないとは、話し相手の顔だけが鮮明に見えてない状態です。つまり、その人そのものと話しているのではなく、その人らしい何かと話している状態です。ロールズの「無知のヴェール」を被ったような状態でもあります。この状態は、人間関係の希薄さや、地域の繋がりの消失という言葉で表されます。この状態に慣れてしまうと「私」がいなくなる可能性があります。自分の価値観に自分が向き合わない結果、「私」が何者かがわからなくなるのです。だからこそ、「I think」でヴェールを脱ぎ、自分自身の本質、価値観と常に向き合い続ける。これが「私」を見つけるためにも、善い人生のためにも大事だと考えます。

「I think」の大切さは面談やカウンセリングの中でも現れます。支援を受ける人はカウンセラーやメンターそのものに頼っています。そのときに支援を提供する側が主語を大きくして話したり、誰かがこう言ってたよというのは不誠実です。なぜなら、求められるのはあなたなりの支援なのですから。主語が大きくなると、正しさだけに焦点が当てられ納得感が消えます。しかし、「I think」だと正しさと納得感両方に焦点が当てられるとともに、質問の機会、相互理解の時間になります。

結論、「I think」が善い人生、良い人間関係に大事だと考えます。奥底にある自分を知っているのは自分だけなので、その自分と常に向き合う一助になれば幸いです。

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