学ぶ環境〜その1〜

現地に行って気づいたことを記録として書こうと思う。

この写真は支援していたラオスの学校にスタツアで訪れた時に撮ったもの。
みなさんはこの写真を見て何を考えるだろうか?

​日本の平凡な家庭に生まれて、小学校からいわゆる優等生コースを歩んできた私にとって結構な衝撃だった記憶がある。正直、アニメとかで見る不良生徒が集まる学校ではないか、とも思った。

この一部分を見ただけでも色んなことを考えた。
「机が倒れたままでも誰も直さないの?」
「壁も隙間だらけで虫が入ってくるだろうな」
「雨風強い時はどうするんだろう」
「書く時、机ガタガタしてそうだな」
「教室の電気どこだろう」

​日本で暮らしてきた私は自分の育った環境と比較していたんだと思う。改めてすごく贅沢な環境で育ってきたなと。
虫が飛んできたり、机がガタガタするだけで勉強に集中出来なくなる私はラオスに生まれていたら生きていけたのだろうか。生まれた時からその環境ならば、なんの不思議さも無く生活するのかもしれないけれど。生まれる場所は選べないけれど、生まれた後にたくさんの選択ができる環境であってほしいとは思う。

​教育水準を上げる、識字率を上げる、それは勿論大切なことだと思うけれど、それと同時に学ぶ環境が整備されていってほしい。生きていくことが大変な環境の中で、生活の質よりも学ぶ環境の質を上げることは無理難題かもしれないけれど、何かそれを変えられることがいつかできたらな、と当時の私は思った。



藤川朋己
2021.12.01

今当たり前であることに気づける力がないと、その当たり前の中で成長はないと感じました。
気づかせていただきありがとうございます!!!

山本 一樹
2021.12.01

日本の勉強の環境が整いすぎているということに気付かされました。
今置かれている環境に感謝をして行動をしていきたいですね!!

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