「THE TEAM 5つの法則」⑦ 〜Boarding(人員選定)の法則(3)〜

皆さんこんにちは!今回もTHE TEAM 5つの法則」についての要約記事を掲載します!

7回目となる今回は、前回()の続きとして、Boarding(人員選定)の法則における、4つの選択肢について、後半の2つである''似たタイプのメンバー''''異なるタイプのメンバー''のどちらを選ぶのかということについてです!

その際、②の記事の内容を参照するので、是非②の記事もご覧になってくださいね!

↓↓↓②の記事↓↓↓

 公開 2020-03-29   

「THE TEAM 5つの法則」② 〜初めに(2)〜

本多 勇揮
西南学院大学硬式野球部

THE TEAM 5つの法則」② 〜初めに(2)

「THE TEAM 5つの法則」② 〜初めに(2)〜

本多 勇揮
西南学院大学硬式野球部

人員選定をするに当たって、全部で4つの観点があり、まずは、''入口''''出口''2つです。誰を迎え入れるのか、または誰を除外するのか。そして、もう2つが''似たタイプのメンバー''''異なるタイプのメンバー''のどちらを選ぶのかということです。

今回は似たメンバーか、異なるメンバーかについてですが、ここで登場するのが②の記事で示した「人材の連携度合い」です。「人材の連携度合い」が小さいチームの場合は、「均質なメンバーが多い方が良い」と考えるべきです。このようなチームは、似たタイプのメンバーを集めた方が良いです。ひとつひとつの活動をひとりひとりのメンバーが自己完結して取り組むので、その活動に最適化された同じようなメンバーを揃えた方がチーム全体の総和は大きくなるという考えによるものです。スポーツで例えるなら、柔道の団体戦を思い浮かべて下さい。これは極論になりますが、個人の金メダリストを五人揃えればほぼ確実に団体戦でも金メダルを取れるでしょう。他に、駅伝にしても世界トップクラスの速さを持つ長距離選手を集めたらそのチームはより優勝に近づくことは必至でしょう。このようなチームでは、似たようなメンバーを集めた方が結果に繋がります。

それでは、逆に「人材の連携度合い」大きいチームはどうでしょうか。その場合は、「多様なメンバーが多い方が良い」と考えるべきです。このようなチームは、異なるタイプのメンバーを集めた方が良いでしょう。1つの活動を複数のメンバーで分担して取り組む事で、それぞれの特徴を活かした方がチーム全体の総和が大きくなるという考えによるものです。スポーツで例えるとサッカーや野球が挙げられます。サッカーでもFWMFDFGKと役職が分かれており、リオネル・メッシ(FCバルセロナ)11人いてもプロの世界では戦うことは不可能です。また野球でも、ポジションごとに専門性が分かれており、いつも投手の人が、いきなり捕手をやれと言っても無理があります。イチローさんを9人揃えたからといって、日本一になることはまず無いでしょう。このようなチームでは、多様な個性を持ったメンバーを集めた方が結果に繋がります。


簡単にまとめると、以下のようになります。

〇「均質なメンバーが多い方が良いチームだ」

=「人材の連携度合い」が小さい

=柔道団体戦型・駅伝型

似たタイプのメンバーを集めるべき


〇「多様なメンバーが多い方が良いチームだ」

=「人材の連携度合い」が大きい

=サッカー型・野球型

異なるタイプのメンバーを集めるべき


今回はここまで!

8回目となる次回は、このBoarding(人員選定)の法則がビジネスにおいてどのような使われ方をして、どのような変遷を遂げてきたのかについて記事にしていきます!

いつも読んでくださる皆様、本当にありがとうございます!なにか、質問や改善して欲しい点、ご要望などございましたら、何なりとお申し付け下さいね!

それでは、次回もお楽しみに!😊

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