「THE TEAM 5つの法則」⑪ 〜Communication(意思疎通)の法則(3)〜

こんにちは!今回も、「THE TEAM 5つの法則」の記事投稿です!第11回目となる今回は、3つ目の法則となる「Communication(意思疎通)の法則」における、チーム内の「心理的安全」についてになります!

前回はチームにおいてのコミュニケーションは「誰が」伝えるのか、というのが重要だと伝えました。そして今回はそのコミュニケーションを「どのような場で」するのかについてです。チームというのはその中で出た問題をメンバー全員で共有し、解決しなければなりません。しかし、それをチームに対するネガティブな感情が阻害しているのです。それを排除し、積極的な発言や行動を引き出すための考え方が「心理的安全」です。下記の4つのポイントでチーム内の「心理的安全」を生み出すことが出来れば、積極的な行動や発言を生み出しやすい場を作ることが出来ます。

  • 「心理的安全」の4つのポイント

メンバーが抱きやすい不安

チームが作り出すべき機会

メンバーに生まれる心理

「無知」だと思われる

率直質問

「聞いても良いんだ」

「無能」だと思われる

失敗共有

「間違っても良いんだ」

「邪魔」だと思われる

発言促進

「言っても良いんだ」

「批判的」だと思われる

反対意見

「人と違って良いんだ」

 上記のようなポイントを押さえれば、チーム内に「心理的安全」が醸成され、コミュニケーションがしやすい「場」となります。

また、この「心理的安全」に関してビジネスで注目されてるものがあります。それが「1 on 1」というものです。「1 on 1」とは、月次や週次で実施される上司と部下の1体1の面談を指します。人事評価や業務管理のためでなく、部下の成長を支援するための時間として位置づけられており、上司は部下の業務以外のこともヒヤリングしたり、部下の話や悩みを傾聴・支援したりすることで心理的安全が生まれる、という次第です。これが注目されることになった背景にも、チーム内でのコミュニケーションの重要性が増していること、効果的なコミュニケーションのためにはメンバー同士の相互理解心理的安全がポイントになっているためであるだろうと言われています。

 

◆Communication(意思疎通)の法則~まとめ~◆

○社会全体の流動化・多様化に伴い、様々なメンバーが1つのチームで活動するようになる。しかし、ルールを定めないままメンバー同士の連携を担保して、淡々とコミュニケーションをこなすのではなく、ルール設定の5つのポイント「ルールの4W1H」を用いてチームに合ったルール設定、またそれの評価・確認をすることで、コミュニケーションの無駄を省き、効率化を図る。

 ○コミュニケーションをより良いものにするためにメンバー同士の「相互理解」を深め、安心して意見を言い合える場を作るために「心理的安全」を作ることで、効果的なコミュニケーションに繋がり、チームはより良い方向へと向かう。

 

以上で、「Communication(意思疎通)の法則」は終わりです!目標設定を完了させてチームの基盤を作り、適切なメンバーを選んで、メンバー同士のコミュニケーションの取り方を知ったら、次はチーム内の「意思決定」の方法です!

 12回目となる次回からは、4つ目の法則「Decision(意思決定)の法則」についてです!

いつも読んでくださる皆様、本当にありがとうございます!なにか、質問や改善して欲しい点、ご要望などございましたら、何なりとお申し付け下さいね!

それでは、次回もお楽しみに!😊

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