サポーターのはじまり【過去】

お疲れ様です。
今日はサポーターについて書こうと思う。

【過去 〜サポーターのはじまり〜 】

この連休中にサポーターという新たなポジションを作った19期の佐藤大智(現Panasonic社員)と会った。
※以降、大智

大智は現役時代、1年〜4年までAチームにいる実力がある選手だった。

そんな大智が4年春期リーグ終了後に『選手を辞めてチームのサポートがしたい』と言い出した。

当時の野球部では4年秋まで野球を続けることが当たり前だったことや選手として春期リーグでもベンチ入りする実力があった為、監督・同期などほとんどの人が反対した。
※親御さんも『野球をしている姿を見たい』『辞めないで欲しい』と泣いて止めてらしい

しかし、大智は監督室に何度も足を運び同期とも何度も話し親を泣きながら説得することでサポーターという新たなポジションを作った。

なぜ、そこまでしてサポーターをやりたかったのか?

理由は2つ『後輩たちの活躍する場を作ってあげたいという想い』『監督のビジョンの実現』

【後輩たちが活躍する場を作りたい】

◾︎自分が退くことでベンチ枠が1枠空き後輩にチャンスが与えられる

◾︎20期・21期・22期の部員が多い
=怪我・実力から試合に出場出来ない選手が今後多く現れる事が予想出来る。サポーターを作る事で誰でも主体的にチームに携わることが出来る

【監督のビジョン実現】

私との会話で大智がこんなことを言っていた『監督は大人の集団を作ろうとしている。大学野球部のほとんどの選手は試合に出場する機会がない。そして、試合に出場出来なかった選手は「何のために大学をやっいるのか?」ということを考えていない為、チームを去るか練習をサボりはじめる。まず、西南野球部が大人の集団になり1人1人が役割を見つけ試合以外でも活躍の場を見つける事で4年間で多くのモノを得て社会で活躍していけば西南野球部から大学スポーツの在り方が変えられると思う』

大学4年生の発想ではないと思って当時、衝撃を受けたことを覚えている。

これを読んでる学生の中には「作り話では?」と思ってしまう学生もいるのではないかと思うが、これが事実。

そして、春期リーグ終了後から秋季リーグまでのわずかな時間で大智1人で実施した取り組みが下記だ。

協賛営業
※ラプソード購入・ポスター、動画制作費捻出

リーグポスター制作


動画作成(YouTubeチャンネル開設)
※当時は制作スキルがなかったため外注


スタンド応援練習
※西南野球部の応援が凄いと当時Twitterなどで話題になった


大智が『後輩たちの未来のため』『監督のビジョン実現=大学生スポーツの発展』という想いから行動したことで西南学院大学硬式野球部にサポーターというポジションが作られた。


関連記事