僕の一番の挫折は中学時代です。
当時中学1年生だった砥綿少年は、小学生の頃の遺産のお陰でそれなりに賢かったのでした。しかし、理系科目が壊滅的に苦手で、段々と勉強に嫌いになっていきました。それに加えて、反抗期…。授業は真面目に受けない、テスト1週間前は遊びに行く、元々通っていた塾は辞めるなどと散々な事をした結果、成績表の見事な急降下を見せました。
間違った事をしていると思いながらも、半年以上同じ事を繰り返していました。しかし、僕に転機が訪れました。呆れた母親が僕を塾に放り込んだのです。そこは、緩めの生徒の自主性を重んじる塾でした。自分でも流石にやばいと思っていた僕は、そこで勉強をするようになりました。その結果、中学3年生の頃には僕の成績表は見事なV字を描いていました。
僕は結果的にガミガミ言ってくる母親に救われたのです。自分の事を気にかけてくれる人がいるって素敵なことですよね。挫折は自分の周りの人(家族や親友)の大切さを再認識させてくれます。挫折は何かを失うことがあるけど、同時見つけることもあるということです。
挫折なんて無い方がいいが、もし挫折の中にいるのなら、これを忘れないようにしたいと思う。