答え探し

昨日の午後は新宿方面の顧客先2社に伺いました。 
目的は、幹部面談と組織人事コンサルティング業務の経営陣報告会です。

弊社の事業には、
えがあるものに対して、その答えを探し、抜け漏れ無く埋めて前進させて行く仕事 
②模範解答がなく(強いて言えば答えは顧客が満足すること)、企業の業績向上と指標提示等を行う仕事
の2種類があります。

どちらも弊社の事業の根幹であり、顧客の成長をご支援する上で、非常に重要な仕事です。
本日は、前者について、最近私が感じていることを記載させていただきます。 



「答えがあるものに対して、その答えを探し、抜け漏れ無く埋めて前進させて行く仕事」

上記を「簡単だ」「頭を使わない単純作業だ」と感じる方もいれば 
「難しい」「苦手だ」と感じる方もいることに、最近、気づきました。 

何が違うのでしょうか? 

その違いは、私は「①先入観」「②習慣」であると感じています。
まず、「①先入観」に関して、過去の私自身もそうでしたが、ネガティブなイメージから作業に取り掛かっていました。 
「難しいのではないか」「間違えたらどうしよう」「自分にはこのような作業は向いていないのではないか」 
こういったイメージが、脳にそのまま伝わり、行動として現れてしまっていました。

「潜在意識が答えを知っている!マクスウェル・マルツ (著)」という書籍に、以下のように書かれていたことが印象的でした。

現代における最も重要な心理学の発見は、自己イメージの発見だろう。自覚していようがいまいが、誰でも自分についての心の青写真、つまり自己 イメージというものをもっている。それはぼんやりしていて、つかみどころがないように見えるかもしれない。そもそも、意識的に把握できるもの ではないのかもしれない。しかし、本当は細部に至るまでできあがったものとして存在しているのだ。この自己イメージは、「私はこんな人間だ」 ということについての自分自身の認識であり、自分に対する思い込みで成り立っている。自分に対する思い込みの多くは、とくに幼児期の自分に対 する周囲の反応といった過去の経験から無意識に形成されていく。さらに成功と失敗、屈辱や勝利などを通じて、「自己」あるいは「自己のイメー ジ」が心のなかに形成される。こうして自分に対する見方や思い込みがイメージとして形成されると、本人にとってはそれが「真実」になる。そし て、本当にそうかと疑うこともなく。まったくそのとおりであるかのように振る舞いだす。つまり、自己イメージというのは、達成できることやで きないこと、難しいことや簡単なこと、さらには自分に対する他人の反応までも、コントロールしてしまう。細かく言うと、自己イメージによって 常にあなたの行動や感情、態度、さらには技能さえもが支配されるということだ。要するにあなたは、自分でこうだと思っているタイプの人間にな りきってしまう。そのため、努力しようが意思の力を使おうが、どうしても自己のイメージと違った振る舞いができなくなる。困難なことを、ただ 歯を食いしばって成し遂げようとしてもうまくいかない。意思の力だけでは解決できない。解決するには、自己イメージの操作しかないのである。 自分のことを「失敗するタイプの人間」と思っている人は、どんなに向上心や意思の力があったところで、せっかくチャンスが訪れても、失敗する 手立てを見つけてしまう


仕事や、仕事以外でも、物事に対する受け止め方を変えることが重要であることを学びました。
これは、今の私の改善点の1つでもありますので、今後も継続していきます。



次に「②習慣」に関してですが、これは、日々の行動の積み重ねにより形成される能であると考えています。

例えば、幼少期から、物事に対して妥協せずに取り組んでこられた方、何事にも丁寧で確実な作業をしてこられた方は、
その作業内容が変わったとしても、問題なく進めることができます。 

反対に、上記行動を積み重ねてこなかった場合、「抜け漏れがあることが当たり前」の習慣ができてしまっています。

これは恐ろしいことですね。
私自身も、現在「過去の習慣」を変革させるべく、改善を継続しています。


「答えがあるものに対して、その答えを探し、抜け漏れ無く埋めて前進させて行く仕事」 

上記は単純作業のようで、実は奥が深い仕事です。 
人間が手作業で進める限り、間違いが生じることもあるでしょう。

そのため、システムやAI、ロボットを活用する、というのも1つの方法です。

「①先入観」「②習慣」が正しく形成されていれば、「簡素な業務」であるということを念頭に置き
新しいメンバーやこれから入社するメンバーと共に、仕事の目的と意義を明確にして、取り組んでいきます。