私の人生史(舞台役者から秀實社へ巡り会えた経緯)

(役者・劇団員は、舞台や映画などに登場人物として出演する人です。

多くの作品には、脚本や台本が存在します。その上で、作品の背景や意図などの理解に努めて

台本を基に声と身体で表現します。様々な方々(監督、運営スタッフ、共演者など)と一緒に

作品を作り上げるため、自分のコミュニケーション能力を磨く必要があります。

また、自分の演技スキルを磨くことは必須であり、給料は「1ステージ毎」のギャラで支払われることが多く

役者・劇団員の仕事だけでは生計を立てることが難しく、多くの方々が他のアルバイト等の報酬で

生計を立てているのが現状と言われています)

 

 

私は、20代前半から、10年間、主に商業舞台で役者をしていました。

 

演歌歌手の方などが、芝居(時代物)と歌の2部構成で行うもので、

主に芝居の中で立ち廻リと呼ばれる、チャンバラを担当していました。

 

過去には、北島三郎さん、川中美幸さん、氷川きよしさん等とご一緒し

その中でも、加藤茶さんとご一緒できた時には感動しましたね。

加藤茶さんは、私が幼少の頃から、見ていた番組で活躍されていた方ですからね!

 

30代からは、歌舞伎の仕事も頂けるようになり、

故中村勘三郎さんや、市川海老蔵さんなどの錚々たる方々ともご一緒させていただきました。

 

非常に華やかな部分もありながら、その反面、厳しい現実もありました。

それは、継続した仕事に就ければ、その期間は報酬が発生しますが

仕事がなければ、当然ながら、報酬は発生しません。

 

そのため、30代半ばには、私も結婚し、子供もおりましたので

生活面では、妻にも大分負担をかけていたため、人生の分岐点と判断し、企業へ就職しました。

 

その後、複数の職を転々としましたが、生涯を懸ける仕事を見出せませんでした。

 

複数の職を転々としていた時期に、

幼少期から付き合いのある弊社高橋と再び会いました。

高橋は幼少期から、カリスマと言いますか、常に皆の中心にいるような人物でした。

 

月日を経て、高橋と再会し、その当時以上に輝いている姿を目にして、私は驚きを隠せませんでしたが

高橋は、私の現状を聞いた上で、私へ「一緒に生涯を懸ける志事をしよう」と声をかけてくれました。

そして「向井さんなら、必ずできる」と手を差し伸べてくれました。

 

私は、心が揺さぶられました。

 

そして、心が揺さぶられると同時に、

商業舞台時代では、お客様に感動を与える立場であったことを思い出しました。

 

忘れかけていた情熱や、もう一度私自身が輝きたいとの想いで

高橋の手を掴み、現在に至ります。

 

まずは、2020年4月開講のOne-Will(ワンウィル)のトレーナーを担当できるよう

短期目標達成に向けて、日々邁進していきます。