私と秀實社の軌跡

2020年1月28日で、秀實社は2010年1月設立後、10年目に入りました。
私は2014年6月に秀實社と出会えましたので、秀實社の歴史の半分を体感してきたことになります。


(※設立当初。間借のイメージ)


(※1回目の移転先。銀座七丁目飲み屋街のイメージ)

 
(※現在のオフィス。銀座四丁目)


「あっという間だった」というのが率直な感想です。
時間の経過は本当に早いもので、常に時間に追われている状態です。
弊社代表高橋も常に社内で、時間に追われるのではなく、時間を管理するようにと皆へ伝えています。


今回もPandoへ書き込むことで、今の自分を振り返る機会を設けています。
Pandoのような場が無ければ、こうして振り返る時間もなく、目の前の仕事のことしか考えられないでしょう。
Pandoは人生の記録を残していく上でも、重要なツールであると感じております。



さて、10年間を振り返ると私の入社後も様々なことがありました。
私は2014年10月より、大学生3年生の立場と秀實社内定者の立場で、学業と仕事に励んできました。
2016-17年、複数の管理職社員が退職しました。
そのため、社会人2年目の私が、代表から直接指示を受ける立場で、仕事をさせていただくことになりました。



元々は、One-Willの塾生として、秀實社に通う立場であった私にとって、代表は、強烈な印象があり、相当な威圧感もあり、近寄ることができない存在でした。
当時は、日本語での会話であっても、代表が何を話しているかも私には理解できず、聞き返すことも躊躇し、何もかもが上手くいかない日々が続きました。相当な精神的な疲労があったといっても過言ではありません。
それは、代表も同じであったかもしれないと今では感じています。



このような状況下でも私が諦めず、逃げずに秀實社で働き続けられたのは、知識や技術が伴っていない私を側に置いてくださり、決して諦めることなく今日まで、指導し続けてくれている代表の想いに応えたい一心でした。
代表に対しては、感謝してもしきれません。



その数ヶ月後、代表の奥様も入られました。
代表の奥様は、秀實社での勤務歴は全く無い状態でしたが、出社初日より、的確な判断や指示出しに始まり、顧客対応をされている姿を見て「仕事は技術だけではない。人間力をどれだけ鍛えてきたかが、重要である」ということを体感しました。



私は、学生時代から200名以上の経営者に、自社の組織変革コンサルティングサービスを提案する経験をさせていただいてきました。
当時は、一向に導入していただけず、相手に連絡を取れば取るほど、相手は私から離れていく感覚がありました。



代表の商談に同行させていただいた際に、代表の商談トークをボイスレコーダーに取り、何度も何度も繰り返し聴き続けました。
しかし、私が代表のトーク内容を暗記しておりましたので、トーク内容自体は殆ど変わりませんでした。
当時は「何故、代表だと導入していただけて、私だと成約していただけないのだろう」と疑問に感じておりました。
今は以前よりも理解できるのですが、弊社は組織変革コンサルティングサービスを提供する立場であり、導入(購入)判断をされるのは経営者です。
会社経営に人生を懸けている経営者は、商談者が覚悟を持ち合わせているかどうかを見極めるのでしょう。
その商品が優れていて、それをどんな人が取り扱っていたとしてもその商品が欲しい、という状態でない限り、買うか買わないかは、売手の「人間力(覚悟がある)」で判断されるでしょう。
私は、中小零細企業の創業者を中心として、提案活動を続けてきましたが、未来の大企業を目指す経営者には、一瞬で私が「本物でない」と見破られたのでしょう。



入社7年目を迎える私は、今では「本物である」かが、お会いして分かるようになりました。
言葉では表現しにくいのですが、覚悟と信念を持って生きているか、どれだけの修羅場を潜り抜けてこられたか、考え抜いてこられたか、ふとした表情や言葉の重みから感じることが多々あります。


現在の秀實社には、力強い協力者の方々が代表の周囲に集い、心強い講師やコンサルタントも加わってきています。
11期目の本年は、時間に追われる生活からの脱却や「人間力を高めること」を私の1つのテーマとして代表のみならず、秀實社を必要としてくださる方々と共に、私が一緒に結果をつくりだせる立場になります。
Pandoの創設者である、クインテット 松下社長には、心よりお礼申し上げます。
Pando を普及させ、クインテット皆様と共に秀實社も20周年を迎えられますよう、覚悟を持ち、日々に臨みます。