さてさて、今回は少しまじめなブログになります。
突然ですが、皆さんは「部活動」に対してどのようなイメージを持たれているでしょうか?良い印象を持っている人もいる反面、それ以上に悪い印象を持っている人も多いと思います。
「部活動」に対してあまり良い印象を持たない原因の一つに、「人間関係が面倒くさそう」といった要素が挙げられると私は考えています。確かに、(どの部活にも当てはまるというわけではありませんが、)上下関係の厳しさや、先輩からの叱責といったものは部活には付き物です。せっかくの学生生活、人間関係で神経をすり減らしたくない、と考えることは当然のことだと思います。
けれども、私はあえて、「面倒くさいと考えるような人間関係でも、自分を成長させてくれる」ということを伝えたいです。というのも私自身、人間関係によって、自分の価値観や行動を変えていくきっかけになったからです。
今回を含めて数回、自分の価値観や行動を変えるきっかけとなった、部活を通じて知った人たち、そして自分が特に感銘を受けた事柄についてご紹介したいと思います。これらを通じ、少しでも「部活動」に対する良くないイメージが払拭できれば、と思っています。
「部活以外でも、新入生が楽しめる環境を作ってあげることが大事」―鵜飼先輩―
鵜飼先輩。福井駅にて、恐竜のモニュメントと一緒に
この言葉の通り、部員の誕生日祝いや地域のお祭りへの参加、時には東京観光など、様々なイベントを先輩は企画、実行されていました。(といっても、ブログを読んでいる人は、いきなり固有名詞を出されて困惑したと思います。そのため、簡単に紹介させていただきます。鵜飼先輩は、自分より学年が3つ上の先輩で、一年間の海外留学経験があり、昨年の春に大学を卒業されました。)
しかし、私は当初、「どうして自分の時間を削ってまで、部員に対して何かをしなければいけないのだろうか」と考えていました。そのため、先輩が企画されたイベントに対しては懐疑的でした。
ある日の飲み会で、偶然にも先輩が様々なイベントを企画する意図を聞く機会がありました。「富山大学体育会合気道部は大学から合気道を始めた部員がほとんどだから、最初から合気道そのものが好きな人なんてめったにいない。新入生に対して、合気道以外で楽しめる機会を作ってあげることが大事。そうすれば、新入生も入部して良かったと思ってくれるから。」(おおよそこのような内容だったと記憶しています)
この言葉は、私の価値観を変えました。確かに、先輩が企画されたイベントで、合気道以外の場面でも楽しむことができました。イベントを通じて様々な人達と交流する機会があり、貴重なアドバイスやお話を聞くこともできました。なにより、「自分が行動することで、他の人を動かす」という先輩の姿勢は、「他の人が動かないなら、自分も動きません」という言い訳をしがちだった自分とって、一番模範にすべき姿勢でした。
4年生追い出しコンパにて。当時は先輩に何をプレゼントすればいいかわかりませんでした、、、
自分自身が部の運営をする立場になったとき、オンラインでの飲み会、昇給昇段審査お疲れ様会、希望者を募っての観光など、制限がある中で、様々なイベントを企画するようになりました。企画段階で、「このイベントに部員は参加してくれるのだろうか」という不安は何度もありました。しかし、部員一人一人にお誘いをかけたところ、殆どの部員が参加してくれ、こちらからのはたらきかけの重要性を実感しました。
私は鵜飼先輩から「行動力」の大切さを知ることができ、それは部活を通じて学ぶことができたと考えています。
株本くんにとって鵜飼くんはほんとに大きな存在だったんですね…! 尊敬と感謝の気持ちがじんわり伝わってきました。
いまの株本くんの想いや行動も、きっと下の代に伝わっていると思いますよ。心温まる記事をありがとうございます😌✨