10月5日活動報告「家族とは何か?〜ゴリラと多様性ある家族から考える〜」

10月5日に「家族とは何か?」

というテーマで私、中野がファシリを務め、ディスカッションを行いました!

前回の活動に参加しゼロに入会してくれた3名と今回初めて参加してくださった1名の方たちがいたのでとても新鮮な気持ちでした(*´ー`*)

アイスブレイクでは、昔好きだったアニメや漫画の紹介。そして、次にあげる3つの集団を「家族だと思う、家族同然、家族ではないと思う」に分けて自由に意見交換をしてもらいました♪

①サザエさん(磯野家)
②名探偵コナン(毛利家-小五郎、英理、蘭)
③名探偵コナン(小五郎、蘭、コナン)

みなさんはどういった考えをもちますか?

ここのアイスブレイクでは「そもそも家族ってなんだろう?わからないから判断できない」という声もありました。

それが、今回のテーマとするところです




アイスブレイクからの構成内容は以下の通りです




①ゴリラの家族


ゴリラの家族は、家族形態から子育て、男女さの役割まで人間の家族とは大きく違います。ゴリラも人間のような知性をもつ動物ですが、やはり本能に基づいて暮らしています。

ゴリラと人間で家族のあり方が違うのは、人間がもつ理性と知性が、家族という文化が発達させたから。という意見が出ました。

人間は、本能だけで家族を作っているのではなく、理性を働かせて家族をつくってきたのだと、わたしも改めて感じました。




②多様性ある家族


ここでは、1995年に非婚シングルマザーが始めた「沈没家族」と、1人の男性に2人の女性が関係をもち大家族を形成した「西山家」を紹介しました。

今、最も多い核家族などの一般的な家族と、多様性ある家族との違いはなんでしょうか?

主に一般的な家庭は血縁性と契約性があります。つまり、決まられた制度の中で成り立っています。制度が家族を規定しています。

多様性ある家族は制度によって決められた家族ではないですが、自分たちなりの「家族」をつくり、「家族」だと名乗っています。自らの命や精神面を考慮して、よりよく生きるために構成しています。




③これからの家族

今から50年前は今よりも三世帯家族の割合が高く、単独世帯の割合が低かったように、世帯の割合は大きく変化しています。
また、「家族に血縁は関係ない」(しらべえ2019)「や「家族で一番大切なことは『生活面でお互いに協力しあうこと』である」(内閣府2013)などの意見が若者を中心に多いように、意識面での変化もあります。

そうした時代の流れや、今までのlectureとDiscussionを振り返り、「50年後の家族はどうなっているだろう?」ということを考えていきました。

・概念の部分において、本人たちが家族だと考えれば、家族として認められる
・AI、2.5次元を家族にする時代が来るのではないか?
・現在の家族という概念は法律や文化によってつくられたもの、様々な形で家族を名乗る人が登場する中で、時代に合わせて家族の幅を広げても良いと考えた。

などの意見がでました!




ここからは今回のディスカッションを通して感じた私の主観であり、ほかのゼロメンバーがどう感じていたかは定かではありませんが「家族の概念ってもっと緩くていいのでは?」というのが私の考えです。
緩くても、人間には立派な知性というものがあるのだから知性を活かせばどんな家族もやっていけるようになるのではないか。それなのに個人の価値観を尊重せず、変わることへの努力を惜しんで、既存の家族を押し付け保ち続けようとする。そんな現状は、人間として生きているのにもったいないと思います。




当日は不慣れな私の進行とレクチャーでも、
静かな時間などなくいろんな意見が飛び交い闊達な議論が繰り広げられていたと思います!

興味をもっていただいた方はぜひご連絡ください!!


連絡先

メールアドレスkibousakura0@gmail.com

各種サイト一覧


関連記事