「私には目の前の一人を救う使命がある」と自覚する
国際協力なんて言う主語のでかい話をすると大体人間は物事を単純化して数値化して判断しようと考えてしまいます。
「カンボジアには何万人の絶対的貧困層の人がいて」だとか「識字率が何%で」だとか、そのように一つのデータとして考えます。
それはある意味で正しく、また、効率的なことです。彼らの出発点は人を助けたい、という思いから始まってはいます。
しかしながら、そのように単純化したとき、感情は消え、職務遂行だけが残ると思います。
私は人を助けるとは幸福を与えることだと思っています。
確かに貧困から脱し、教育を受けられることは幸福かもしれません。
しかし人間が一番幸福だと思えるのは苦境に立った自分を懸命に引き上げ、励ましてくれた時だと思います。
地道で、本当に小さなことかもしれませんが、「目の前の一人を助けるんだ」と思うこと、それこそが人を救うということの根本であると思います。
私の夢は、その結果、目の前の一人から「ありがとう」と言ってもらうことです。
残したい世界
- 運に左右されず幸福を得られる社会
- 一人一人が他者を貶さずに自己の発展を追求できる社会
果たしたい貢献
- 自分が幸福であるのかどうかを判断できる程度の教養を平等に供給する
- その国の人々、その地域の人々という先入観ではなく一個人として恵まれない人を支援する
- 不幸は表面的ではなく内面的な問題であるので、明らかに不幸な人々だけを援助の対象としない
手にしたい未来
- 富、名声に左右されることなく、自分自身の設定した目標・理想を遂行することを幸福だと感じられる
- 一つ一つの行動に使命を持ち、精神的・理論的な裏付けをもって行動できる