私は新卒で家から車で20分ほどのところにある歯科医院へ就職し、
「歯科衛生士」として5年弱働いていました。
とても小さなお子様から、生活のサポートが必要な方まで
老若男女問わず、幅広い患者様を相手に仕事をしていました。
地元を離れてからも、いくつかの歯科医院で働かせていただく機会がありました。
働き先を決める際、数々の条件が私にもあり、
その中でも1つ大きなポイントがあります。
それは、「自分が必要とされているかどうか」
私の場合は、
「誰かの役に立つのなら頑張りたい」
「この人不機嫌そうだな…よし、笑顔にさせてみせる」
「喜んでくれたけど、もっと喜ばれる良いサービスを提供しよう」
という気持ちで仕事に取り組んでいました。
それが伝わった時に掛けてもらえる
患者さんからの「ありがとう」は魔法の言葉でした。
忙しさや仕事のマンネリ感がこの一言で吹き飛びました。
1つ1つの仕事にどれだけ気持ちを込められるかどうかで
印象が大きく変わるということを学びました。
慣れない時は不機嫌にさせてしまうことも多々ありました。
「とりあえずやりました」という雑な作業は
言われなくても伝わっていることを身をもって体感しました。
慣れない状況であっても目の前の患者さんのために頑張っていたら
周囲のスタッフや院長先生から褒めてもらえたり、患者さんが喜んでくれたりと
徐々に環境に馴染めることもわかりました。
現在の映像制作会社に勤めはじめた頃は、
歯科医院とは全く違う環境に戸惑いしかありませんでした。
しかし、どんな環境でも、誰かのサポートができて
必要とされる、感謝される人間でありたいと思います。
また、そんな良い風を送れたり生み出せる人を
たくさん輩出できるようになりたいと思っています。
まずは、自分から。