オムニバス映画『突然失礼致します!』 第14回・参加監督インタビュー

本pandoは、約100団体・200名の学生監督によるオムニバス映画『突然失礼致します!』の監督に対してインタビューを行います。

2020年上旬、コロナウイルスの感染が拡大し、創作においても課外活動の自粛を余儀なくされました。そんな中、本作品は完全リモートで制作しています。大学生が映画を作る熱量を皆様にお伝えできたらと思います。

内容としては、作品紹介。新型コロナの大学生への影響を紹介していきます。楽しんでいただけると幸いです!

立教大学シネマトグラフ 篠田衛

作品名『全然』
監督 篠田衛


 その時、男は自粛期間中キャストスタッフが一度も集まらずに作り上げるリモート映画「オンラインイカサマ」を作っていた。そして毎度のことながら、今回も様々な壁が完成の前に立ちはだかる。しかし、リモート映画ならではの機転をきかせ、男は壁を乗り越えていく…果たして、男が自粛期間に感じた希望とはなんなのか?

1分という短い映画は初めて作ったので、撮影素材を全て入れたら3分を超えてしまったことです。大きな展開を1つバッサリ消し、さらにセリフや、間も細かく調整してなんとか60秒にまとめることができました。

60秒というタイトな時間制限があったので、予定していた映像より半分以上の尺を削りました。そのおかげで、説明過多な説明台詞や、映像描写をカットすることができ、映像の力を使ってスマートに伝えたいメッセージを盛り込めたように感じました。特にラストの流れが好きです。

高齢である祖父母の家に帰省できないことです。今まで必ず長期休暇の際には足を運んでいたのですが、ワクチンができるまでいけそうにないのでとても心苦しいです。

友達と気軽に深夜を超えて話せることです。普段外出していると、終電の存在を意識せざるを得ないので、深夜0時を超えて友達と遊ぶことはまれでした。しかし、各自自宅から参加できるので平気で深夜3時ごろまで話したりすることができて楽しいです。

授業の学費を減らして欲しいです。特に自分は撮影などを授業で行う実技の授業が多かったので、オンライン授業になったおかげで、今まで使えていた高額な撮影機材や録音機材が全く使えなくなりました。なのでその使用料分だけでも、学費から差し引いて欲しかったです。