オムニバス映画『突然失礼致します!』 第16回・参加監督インタビュー

本pandoは、約100団体・200名の学生監督によるオムニバス映画『突然失礼致します!』の監督に対してインタビューを行います。

2020年上旬、コロナウイルスの感染が拡大し、創作においても課外活動の自粛を余儀なくされました。そんな中、本作品は完全リモートで制作しています。そんな中、大学生が映画を作る熱量を皆様にお伝えできたらと思います。

内容としては、作品紹介。新型コロナの大学生への影響を紹介していきます。楽しんでいただけると幸いです!

尚美学園大学 映像実験室 Resi-sta 山中 絵理奈

作品名 『10年越しのギフト』
監督 山中 絵理奈


子供の頃は色々なものが輝いて見えていたし、未来には希望が溢れていて早く大人になりたいと思っていました。でも実際に年を重ねていくにつれて、輝いていたはずのものは「現実」に変わって霞んで見えてようになりました。それでも自分自身の中で変わっていないものもきっとあると思います。そういうものに救われることもあるのかなと思ったので、この作品を作りました。

今回の作品は「アイスのあたり棒」を物語のキーとして使っているのですが、これを用意するのが地味に大変でしたね。実際にあたり棒があるアイスって売られていると思うんですけど、なかなかシンプルに「あたり」って文字が書いてあるのってなかなか見当たらなかったので、ネットで探しまくりました(笑)

アイスを食べて自然と笑顔になる主人公の表情です。色々辛いことや苦しいことがあってもアイスを食べると一度リセットされるというか、また頑張ろうって気持ちになるのでそこはリアルだなって思う部分ですね。

とにかく「就活」一択ですね。コロナがなくても就活って大変なものだと思うんですけど、合同説明会が中止になったり実際に企業に足を運べないという雰囲気が掴めなかったり・・・。友人にも会えなかったり、気晴らしもできない状況なので精神的にかなりきますね。

電車の遅延に悩まされることが減ったことです。大学に毎日通っていた時は本当に遅延が多くて、早く家を出ても授業に間に合わないことがざらにあったのでそこは助かるなって思います。あとは通学時間がないので、その分バイトに早く入れることですかね。

せめて春学期の施設費の分だけでも返還してほしいなというのが本音です。高額の撮影機材を大学の強みだと思うので、そこを一切利用できていない状況で変わらず学費を払わないといけないのは躊躇いもあります。なので、秋学期は少しでも多く撮影をしていけたら良いなと思います。