努力

努力。

努力をするかしないかは、その人次第であり、その努力によってもともとの才能を伸ばすことは可能だと思う。

逆に言えば、もともとどんなに優れた才能があっても努力を怠れば、その才能はもともとのままか、もしくは低下するということだ。

また前者が後者を上回ることは、あり得ない話ではない。

一部では、努力は二の次だとか、努力することに関して賛否両論あるが、私は努力で埋め合わせできることは、努力で埋め合わせたいと思う派だ。

今回は、より具体的な話にするために、中学生の時に部活動でやっていた卓球を例に挙げたいと思う。
まず、前提として私は運動音痴である。走るのは遅いし、バスケはボールがどこかに行くし、バレーボールに関してもオーバーハンドパスなんて、自分の頭の上に落ちてくる。だから、体育で種目が切り替わる時は憂鬱だった。


ここからは、卓球部時代のことを大まかに書こうと思う。
※少し長いので、飛ばしたい方は飛ばしてください。
ー4月(仮入部)/5月ー
ピン球がなかなかラケットに当たらない。10球中、大体良くても半分。
顧問の先生にも部活引退するときに「はじめ、あんなにセンスなかったのに、よくここまでできるようになったなぁ」と言われるほどできてなかった(笑)
日本の卓球選手の活躍もあり、徐々に卓球が人気になり始めた頃というのもあってか、同学年の部員は10人をゆうに超えていた。(もともと1学年が100人程度の地方の学校です。)団体戦のレギュラーメンバーは5人。1つ上の先輩も5人いて、1年生の間にレギュラーメンバーになるのは絶対無理だろうなと思っていたが、とりあえず団体メンバーに選ばれることを目標に練習することにした。同学年の仲間は、すぐにコツを掴んで、どんどん上手になっていたし、特に、夏の総体前の大会に上手な1年生が数名試しに大会に出ることができることになっていたが、もちろん選ばれなかったし、その時は正直焦った。
ー6月/7月ー
初めての総体。これが人生で初めての正式な試合になったのだが、初戦からシードの三年生と当たりボロ負け。相手選手のサーブが上手で全然取れなかったのが、心残りだった。
ー夏休み・秋ー
自分だけが下手なのは嫌だし、部内戦でも負けたくないと思って、夏休みの練習日には朝早く行って、サーブの練習をした。(総体で心残りだったのもある。)休憩時間もずっと練習したのを覚えている。
そして、いよいよ新人戦の団体メンバーを決める部内戦が始まった。練習してきたサーブも十分に活かせたし、何より基礎的な動作をやっておいたお陰で、団体メンバーになることができた。その後も、団体メンバーから一度も外れることなく、個人戦でも県大会に進めるようになった。



こんな話をして、自慢してるだけと思われる方も正直多いと思う。でも、ここで言いたいのはそんな自慢話とか努力した話じゃなくて、「こんな運動神経悪い人間でも、ちゃんと練習すればできる」ということだ。もちろん、チーム内に良きライバルがいて、良き仲間がいたという周囲の環境に恵まれていたというのも、上手くなれた一因にあると思う。
でも、自分からやらないと結局、上達は望めない。「やれと言われたから、やる」というのではなく、自分からやる。この姿勢こそが自分自身のスキルや才能を伸ばすのだと思う。
卓球の例が、はじめに言っていたように「前者が後者を上回る」にはなっていないが、少なくとも、やり続けたらできるようになるということは言えたのではないかと思う。


だからこそ、私は、これからも自分自身のスキルを伸ばすために、努力を怠らないことをここで宣言しておく。これは、所属している学生団体BohNoの活動に限らず、自分がやると決めたこと全てにおいてである。できるようになるためや、目標を達成するために必要な積み重ねの重要性をしっかりと心に刻んで毎日過ごそうと思う。


ここまで、とてつもなく長くなりましたが、最後に、好きなアーティストさん(今回のトップ画面にも使用させてもらってます)の言葉を2つ皆さんに共有して、終わりたいと思います。

・僕たちは決して才能に溢れたグループではないんです。でも、努力する才能はあるかもしれない。
・「練習は誰よりも長く、誰よりも濃く」が僕たちのルール。