「人は変われる!」
この言葉、 日頃の生活でよく聞くと思います。受験で逆転合格した人、ダイエットして美しくなった人、起業して社長になった人。ドキュメンタリー映像などの中で、人生において成功を収めた人たちから発せられることが多々あります。
以前私はこの言葉が好きではありませんでした。なぜなら、変われた人が大々的に言っているだけで、変われない人の方が多いと踏んでいたからです。実際に自分も、三日坊主でたくさん失敗した経験がありました。そう、「人は簡単には変われないんだ。」
しかし自分の人生を振り返ってみて、確実に変われた部分があることに気がつきました。
それは、自分自身の『チーム力』です。
私は昔からまとめ役になるのが得意でした。人前に立つのが好きだったので、率先してチームリーダー的な役割を担っており、児童会役員、さらには生徒会役員も務めてきました。
そんな中、1番の壁にぶつかったのです。それは、中学生の時ソフトボール部のキャプテンになった時のことでした。
リーダーとは、みんなの先頭に立ち、人一倍頑張ってチームを引っ張っていく存在だと思っていた私は、誰よりも練習をがんばりました。声出しも、動きの速さも、居残り練習も率先して行っていました。
しかしチーム状況は良くならず、私は次第に空回りしていったのです。
<なんで頑張ってるリーダーについてこないんだろう
なんで自分だけ頑張っているんだろう>
悩んで、悩んで、悩みました。
そんな時、顧問が私に言ったのです。
「前西は頑張りすぎや。頑張るだけがキャプテンの仕事じゃない。」
そこから私はついていきたいリーダー像を考え、実行し始めました。自分が好きだった担任の先生や顧問の姿を思い出し、『みんなと同じ目線に立つ』という共通点を見つけたのです。なんでもできる人じゃなくてもいい。仕事が多い時は「手伝って!」と発信して助け合う、困ったことがあったら積極的に相談して頼り合う、苦手な練習は得意な子に教えてもらう。そうやって支え合うことで、自分に余裕もできるし、チームメイトの良さも知れるし、各々にチームの一員としての責任感が生まれてくる…と一石で何鳥も捕まえられてしまう状況ができることに気がつきました。
チームメイトに積極的に頼るようになってから、チームの一体感はどんどん増してきました。引退時には、後輩から「前西先輩のようになりたい」、同級生からも「みくうがキャプテンでよかった」という言葉をもらい、それは本当にキャプテンをやって良かったと思えた瞬間でした。
またこの経験から、自分がチームリーダーでない時も、リーダーを率先してサポートしようと心がけるようになりました。高校のハンドボール部ではキャプテンを支える大きな柱として、プレーでも、その他でもチームに貢献できました。
色々な困難にぶつかり、自分を見つめ直し、改善していく。
そして『人は変われる』。
これからもたくさんのことを吸収して、より良い自分に変化していきたいです。
中学校のときから、「リーダー」としての動きを学んでいることに、驚きました。
>「前西は頑張りすぎや。頑張るだけがキャプテンの仕事じゃない。」
と伝える顧問の先生も素晴らしいと思いますが、それを飲み込んで変えられる中学生の前西さん、凄すぎます‥!
チームにそのようなメンバーがいると本当に心強いと思います。
BohNoでもコミュニケーションを大切に、惜しみなくその力を発揮して輝いてください😊✨