自分の「想い」だけでは成り立たない”国際協力”

去年、マダガスカルに渡航した私はあまりの生活水準の低さに圧倒されました。
「何かできることはないか」、「自分たちの研究で少しでも改善したい」
そのような想いは渡航前よりはるかに強くなりました。
国際協力はこのような人々の「想い」から始まるものだと思います。

しかし、私たちの想い「だけ」では国際協力は成り立ちません
ある教授のお話しをお伺いし、頭から離れないエピソードがあります。
「井戸を作ったけど住民は汚い水を汲みに行っていた」
「教育は大事だけど、子ども達が学校に行くと生計が成り立たない家計もある」

「私たちから」すれば「綺麗な水があれば生活は良くなる」、
「教育が受けられれば国は良くなる」
と思うかもしれません。

しかしそれは、あくまでも私たちの価値観であるということは忘れてはいけません。
一番大切な途上国の方の想いを忘れていませんか?
私たちの想いは重要です。しかし途上国の想いはもっと重要です。
国際協力を何のためにするのかしていることが誰のためになるのか

私たち”JASNIDS”が日頃開催してるイベントで
このようなことを改めて考えるきっかけになればと思います。