温かく熱い気持ちになった「児童虐待について本気でディスカッションするイベント」


ディスカッションサークル「ゼロ」の中野です

8月24日に子ども虐待防止団体ひろしの会さんとモチベーショナルスピーカー関歩夢さんと共に「児童虐待防止」について本気でディスカッションするイベント」を開催しました!

5月にひろしの会さんと関歩夢さんと一緒にコラボイベントを開いたとき、とても学びがいある時間になったので今回はどのようになるだろう…とドキドキでした(*´Д`)

迎えた当日…なんと最大で40名の方が参加してくださいました!!

子ども虐待防止学生団体「ハートレスQ」

現在、児童虐待相談件数は20万5044件(厚生労働省:令和2年度)にも増えております。にもかかわらず、子どもからの虐待相談は1%と子ども自身SOSを出せない現状。大人対象とした虐待防止策は、過去にもたくさん見てきましたが、30年以上虐待は増え続ける一方です。そこで私たちは、子ども対象とした虐待防止活動をしていきます。どうぞよろしくお願い致します。illustrator:@hajime5295、@thehitgirl1103





一番印象に残っていること



歩夢さんから聞いたお話やひろしの会さんとのLecture内容は前回と同じだったのですが、前回には感じなかったことを感じられました。

それは、子どもを大切に思う人がたくさんいる。
その分児童虐待に向けていろんな方向からアプローチできる。
ということ

前回は学生のみで、日ごろから子どもの権利を守るために活動している団体の方が参加してくれたのですが、今回は社会人の方や、環境系団体に所属する方、政治学科の方など多様な人が参加してくれました。

それぞれが異なった経緯で児童虐待に興味をもち、考えていました。
私たちだってまだ子どもとも捉えられる身だし、子育てもしていないのにこんなにも子どもの気持ちや人生に寄り添える人がたくさんいることに、とても心が温まりました。


これから社会がすべきこと

当日のディスカッションやイベント後の交流会ではたくさんの意見が飛び交いました。それを踏まえ児童虐待を防ぐために社会がすべきことをいくつかあげます。

①子どもへ”児童虐待”の知識を
②親に”子育て”の知識を
③スクールソーシャルワーカーの活用
④互いが支え合える地域をつくる



今では児童虐待について議論できるほど知識がある私たちですが、児童虐待の知識を得たのは大学に入ってからです。それまではたまにニュースで虐待という文字をみるぐらいでした。小学生、中学生のころは当事者になる可能性があるにも関わらず、なにも知らなかったのです。

今でもその現状が続いています。子どもたちが、子どもの権利を侵害する虐待について何も知らない現状。
虐待だとわかっていたら大人に相談することもできるのに、虐待だという自覚がないために相談も通報もできず、大人に気づかれるまでずっと虐待の中で過ごします。

小学校や中学校で薬物依存や交通ルールの講演会があるように、児童虐待の知識を与える場を確保してほしいです。

またそこでは児童虐待の通報番号「189」といった、困ったときにすぐ助けを呼べるホットラインのようなものも普及していただきたいです。


虐待について知らされてない子どもたちは、知らないまま大人になります。
また、私たちは子育てについて教えられる場が確保されていません。
たまたま親が教えてくれた、自分で勉強した、親の姿を思い出しながら子育てする。偶然手に入った知識のみで私たちは子育てをするのです。

そうやって少数の人にしか知識がいきわたらないために、親になったときに正しい子育てが分からず自覚なしに虐待に走ってしまいます。

誰もが安心して子育てできるような知識を与える場を確保してほしい。あるいは知識が習得できなくても親を支えるソーシャルサポートがほしいです。

子どもを健全に育てることは親だけの義務ではなく、社会全体の義務ですから。


子どもは親だけではなく、社会全体で育てるものです。
昔よりも家族構成やライフスタイルが多様化して子どもをとりまく環境は複雑化しています。複雑化した社会でたった1,2人の親が人を一から育て上げるというのは大変なことです。

子どもをあらゆる方面から支えるために、学校も子どもの福祉を保障すべきだと思います。学校は教育機関でありますが、ほとんどの子どもが毎日のように過ごす場所です。学校から子どもや家庭にアプローチすることで虐待を防げる可能性は高いです。

とはいっても教員は授業をすることが一番の仕事ですし、子ども一人一人に目配せするのは大変です。ですから学校での福祉の専門家「スクールソーシャルワーカー」が普及してほしいと思います。

スクールソーシャルワーカーについては私もまだ勉強不足なのですが、現状では十分にその役割が活用できているとは言い難い現状です。
子どものセーフティーネットとにも学校がなるといいなと思います


子どもをあらゆる方面から支えるために、地域の力も必要です。
近隣住民は平日昼間以外も、子どもと親と繋がりをもつことができます。

親は困ったときに身近な人に相談したり、子どもは早急に助けを求めたいときに身近な人を頼れます。

そういった支え合いの雰囲気と仕組みが地域の中にあってほしいです。




これから私がすべきこと

これからもディスカッションサークル「ゼロ」として、中野個人として児童虐待防止に取り組んでいきたいと思います。

実は…!!もう次回のコラボイベントが確定していますーーーー!!!!

詳細はまだまだ確定しておりませんが、今度はもっといろんな人に!そして今度は少し違った角度から児童虐待防止に取り組んでいきたいと思います。

児童虐待の知識を広めること、

知って自分で考えることで自分自身の生き方に繋げること

これが私の今できる、最善のことだと思います。



ひろしの会さんへのメッセージ!!

前回に引き続き、再度ご一緒できることを大変嬉しくおもいます!

いつもひろしの会さんから熱いエネルギーを感じて、モチベーションが上がります。
素晴らしい団体と一つの課題解決に向けて取り組めることが誇らしいです☆彡
今回もありがとうございました!
次回も一緒に頑張りましょうーー!!






ゼロではディスカッション活動を行っております!
ぜひpandoサイトをご覧ください☆彡


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