終電繰り上げの本当の目的とは?

皆さんこんにちは!

 ACT TRADERS stuのエガワです。

 緊急事態宣言が再び発令されてしまいましたね。出来る事は限られてしまいますが、だからこそ出来る事を積み重ねていきましょう!

 

さてさて、今回は電車の終電時刻の繰り上げについて考えていきたいと思います。2021年春のダイヤ改正で、JR東日本や首都圏のその他私鉄各線は数十分ほどの終電の繰り上げを発表していますよね。

繰り上げを行う1番の理由は、コロナによる深夜帯の乗客数の減少に対応することであるというのはニュースなどでもよく取り上げられています。これは、主に電車の走行にかかるコストの削減が目的だと考えられます。

しかし、ニュースではあまり取り上げられることのないもう1つの重要な目的があるのはご存知でしょうか?

 

それは、鉄道会社の夜間の作業時間の確保です!

 

というのも、線路をはじめとするインフラのメンテナンスの多くは、電車が走行しない夜間の時間帯に行われなければならないのです。近年ではホームドアの設置などの新設工事も増えています。

終電時刻を少しでも繰り上げることによって、インフラ工事の作業時間を少しでも増やし、工事関係者の「働き方改革」につなげたい狙いがあるとも考えられています。

 

ただ、これを聞いてある疑問を浮かべる方もいるのではないでしょうか?

「たった数十分の作業時間の増加で効果はあるのだろうか?」と。

 

一般市民の私たちには体感できないことなのでピンとこないですが、鉄道会社にとってはこの数十分はかなり大きいそうで、この数十分で作業効率が格段に向上すると言われています。

この効率の改善によって、早くも作業員の週休2日制の導入を実施予定であり、労働環境の改善の動きが着々と進められているようです。


 普段当たり前のように使っている電車や地下鉄も、このような人たちのおかげで利用できているんだなと考えると感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。

 

では本日はこんなところで、

 最後までご覧いただきありがとうございました。

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