総額表示の義務化

皆さんこんにちは。

ACT TRADERS stu運営のセガワです!


最近暖かくなってきてもう春という感じですね!

去年の3月に新型コロナ対策措置法が成立し、4月に緊急事態宣言が出てもう1年が経とうとしています。

さて、今回は総額表示の義務化とユニクロの9%値下げについて話していけたらなと思います。

4月から商品価格に消費税分を加えた「総額表示」が義務化されます。

僕も消費税が10%に引き上げられてから多くの店舗で〇〇円税抜きや〇〇円+税という表示を見ることが多かったです。

たまに税込で表示されていないため払わなくてはいけない金額を計算したり、税込と勘違いして余計な出費をしてしまったという経験があります。


元々、消費税率を5%から8%に引き上げる前の2013年10月に、条件付きで税抜き価格での表示を認める特別措置が認められました。当時は、短期間のうちに2回の税率引き上げ実施が予定されていたため、店側の税込みの値札を付け替えることの手間や費用に配慮しての措置でした。


今回の総額表示の義務化により私たち消費者には支払う価格が一目で分かるようになるというメリットがあります。他方で事業者は、消費者が値上げと感じて売り上げに悪影響が出ることを警戒しています。


総額表示の義務化への企業の対応はまちまちですが注目を集めているのは、ファーストリテイリングの値下げ戦略です。

傘下のユニクロとGUでは3月12日から従来の税抜き価格をそのまま税込価格にすることで実質的に約9%の値下げとなりました。

新型コロナの影響でリモートワークの増加に伴い、ビジネス服などは低迷していますが、ユニクロやGUは普段着がメインということもあり、感染拡大の下でも業績は悪くありません。

しかし、一概にアパレル業界全体で値下げを行なっているかというとそういうわけではなく、しまむらなどは税抜き表示から税込表示への変更を行なっています。

総額表示の義務化を理由に、国内物価全体が大きく変動する可能性は低そうですが、コロナショックの影響で国内経済は低迷を続けており、それは4月の価格改定時期には下方圧力となる可能性が高いのではないかと言われています。


ユニクロやGUは値段の割に品質が良いこともあり、僕自身、冬にはヒートテックを買ったり、それ以外でもソックスはユニクロのものを履いたりしているので個人的に9%引かれるというとは大きいなと感じています。

それ以外でも日常品を買ったりする際に税込表示のため、以前あった計算ミスや無駄な出費を減らせるようになると思うので消費者目線だとありがたいなと思います。

ただ一方で僕が普段アルバイトをしているスーパーの売上が下がる、値札を付け替える作業を行わなくてはならないなど店側からすると面倒だなと感じる部分があります。


今回はここまでとなります。2021年度が始まりましたが、やり残しがないよう1日を大事にしていきましょう!

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