日本企業がアジア進出をすべき理由

こんばんは!今日も僕の番が回ってきました!

代表の塗野です!

さてさて、今日はAsia Labが『なぜ日本企業のアジア進出を推しているのか?』について話していきたいと思います。

「今年の当社のテーマはグローバル展開です!」こんなフレーズを聞いた事はないでしょうか? 恐らく数年程前から世界展開を視野にいれ、中長期的な目標としている日本企業は多いと思います。

しかし、世界展開している企業は実際には、7万5000社程度です。日本の企業数、およそ400万社以上いる中でもたった7万5000社程度なんです! 意外と多い!と思った方も、それだけしかいないんだ。と思った方などたくさんいると思います。ちなみに約70%がアジア諸国に進出しています。

日本の現状やアジアの現状を踏まえて、僕の意見をいうとアジアに進出する日本企業はこれから必ず増えていくと思います。

その理由を、今回は3つに絞ってお話したいと思います。


1つ目は、 日本の人口減少とアジア諸国の人口増加

これは、よく聞く話ですよね!日本は今、少子高齢化で人口は年々減少していっています。2050年には1億人を切って、9700万人になると予想されています。人口の減少は消費量の減少を示します。つまり、日本企業の課題として日本のマーケット縮小があります。

しかし、アジア諸国の人口は年々上昇しています。今のアジアの人口は約46億人です。2050年の人口増加予想は約53億人にのぼります。これは日本の人口を除いても、約50倍の規模なのです! 圧倒的に多いですよね! アジアのマーケットは大きく、販路拡大が可能です!

海外進出企業の目的として、販路拡大が1位にきています。


2つ目に、日本のニッチマーケットは小さすぎること

例えば、米国のスタートアップが狙っているのは実はニッチマーケットなのです!しかしながら彼らが考えているのはグローバルニッチなので、それなりの大きさの市場になっています。しかし日本国内のそれもニッチマーケットを狙った場合は、ものすごく小さなニッチレベルになるわけで、企業の成長も頭打ちになります。

逆に国内のビッグマーケットを狙った場合はどうなるか?市場規模を考えると日本人的なビジネス感覚では、どうしても国内の大きな市場を狙ってしまいます。それも仕方がない事であると多くの方は言います。なぜなら、大きくないと投資家も投資をしてくれないからです。(様々な理由の1つです。)そして、国内での大きな市場なので、どうしても既存の大手企業との競合にならざるを得ない事になります。

加えて、誰もが狙う大きな市場ということは、コモディティ化されたものになりがちです。そうなると、中国などの国々に参入される可能性が高く、過剰生産との競争、価格競争に巻き込まれやすくなります。長年リソースを費やして開発したパソコンや電気製品や太陽電池などのテクノロジー製品も、現実を見てみると最終的にはモジュール化が進み、アジア諸国からより安価なものが発売され,日本企業は駆逐されてしまう可能性が高くなります。

3つ目は、人件費と経済特区や制度

アジア進出の際のメリットとして、圧倒的な人件費の安さがあります。ある調べによると、タイのバンコクやマレーシアのクアラルンプールの都市部でも、横浜市の平均賃金の約1/6程度です。バングラデシュのダッカでは約1/25 です。

安価な事業コストであっても、価値の高いビジネスを展開しやすいでしょう。

次に、経済特区や制度についてです。

経済特区については、中国が有名ですよね!しかし、経済特区は中国だけではなく、東南アジア地域でも広がっています。

実は、ベトナム、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、フィリピンにも経済特区があります。


例えば、フィリピンで製造業を中心とした投資を行えば、恩恵を受けられます。

パイオニア企業と認められれば、 法人所得税が6年間免除されるのも魅力です。

ちなみに、近年ではフィリピンと日本の関係が良好であり、日本企業も進出しやすいとされています。


他にも、マレーシアでは親日国家で日本語を話せる人が多く、マレーシア人は、日本人特有のビジネスマナーまできちんと心得ているといわれています。

注目すべき点は、製造・流通・サービス業では一部を除き、100%外資が認められていることです。

業界関係者はこういった規制緩和にまで目をつけて、マレーシアへの進出を検討しています。

各国の制度を述べるとすごく長くなるので、今回はここまでにしておきますね(笑)


また、アジア諸国には、親日国が多いことも特徴の1つです!

外務省の「ASEAN10か国を対象とした対日世論調査」によると、日本を信頼できると答えた人の割合は次のとおりです。

 

・1位 フィリピン 71%

・2位 ベトナム 65%

・3位 インドネシア 62%


上記などの点で、私たちは日本企業のアジア諸国への進出を推しています!

しかし、日本企業は海外進出が下手と言われています。

東洋経済オンラインを一部抜粋します。

日本の携帯電話メーカーを例に取ると、日本市場に最適化された、質の高いサービスを提供していたが、海外でのニーズを理解していなかったし、海外進出後も理解を深められなかった。

と言われたりします。(様々な理由の1つとして挙げられます)

日本で成功したからといって、海外でも成功するとは限りません。なぜなら、生活習慣や文化、宗教などが違うからです。

海外でのニーズを理解しきれず、海外進出し失敗することは非常にもったいないですよね。

だからこそ、学生が現地調査をし、生活者のヒアリングやニーズの調査をすることから出た、斬新なアイデアで日本企業のアジア進出の入り口やきっかけを創出したいと思っています。


学生の時から、企業の現地調査を請負い、責任を持って仕事をすることはキャリアを構築する上で非常に重要な経験になります。

また、私は『学生に仕事を任すことは、未来の人財への投資である』と考えています!

学生が、たくさんのスキルを身につけ、たくさんの経験をし、たくさんの企業のアジア進出を促し、アジアを救うようなトリプルWINの環境を創出していきます!!!


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