こんにちは。ムーミンの故郷フィンランドの高校に正規留学しているすみれです。
初めの1年間はホームステイをしていました。英語の先生をしているフィンランド人のお母さん、ミュージシャンのギリシャ人のお父さんと3人の子供のいる家庭でした。
ホームステイをするまでの経緯
実はこの家族、私がフィンランドの高校進学を決意したきっかけでもあるんです。
出会いは中学生2年生で壮瞥町の研修でフィンランドを訪れた際、2泊3日ステイさせてもらった時です。3日間、しかも日中は市が用意したプログラムに参加していたので限られた時間ではあったのですが、サマーコテージに連れて行ってくれたり、誕生日パーティーに参加したり、サウナに入ったりとフィンランドの現地の生活に触れることができました。
ですが私にとって3日間という時間はあっという間で十分ではなく、ホームステイ2日目の夜に、この地にまた戻ってくると心に決めました。穏やかで心優しく素直な人々、壮大な自然、暮らしに惹かれ、この人たちともっと一緒にいたい、フィンランドをもっと知りたいと思ったのが留学を決めた理由です。ホストママに思いを打ち明け、もし自分が高校進学してここに戻ってきた場合、ホストファミリーになっていかだけませんかと尋ねたところ、「旦那と相談してみるね」との返事を頂きました。今考えるとなかなかずうずうしい人ですね。でもその時は必死でした。(笑)
数週間後、「いつまでかはまだ何とも言えないけれど、初めは家でホームステイしていいよ」とのメールが来たときは跳んで喜びました。3日間ステイをしただけで、英語もまともにしゃべれない私を快く受け入れてくれた彼らのおかげで私は今フィンランドで学ぶことができています。
家庭内の言語
先ほどにも触れましたが、その家庭はお父さんがギリシャ人でした。子供たちも英語が喋れたため、家の中ではフィンランド語、英語とギリシャ語が飛び交っていました。私は基本的にはフィンランド語で会話するようにしていましたが、わからないところは英語、また英語でフィンランド語を教えてもらうことも多々ありました。ホームステイは言語を習得するうえでもおすすめです。
生活・部屋
余分な部屋がなかったので私は3歳ほど年下の女の子と部屋をシェアしていました。二人の生活リズムが違ったので気を遣うことはありましたが、特に大きなトラブルはなく、趣味も合ったのでとても仲良く姉妹のような関係になりました。
毎日の食事
両親は仕事で忙しく、子供達も人によって登下校時間が違ったので、食事は各自ですることが多かったです。誰かが作ってくれる時、私が家族全員に料理するとき、自分の分だけ用意するときなど、その日によって様々でした。
家族の中での役割など
特に当番を決めたりということはありませんでしたが、料理、ごみ捨て、掃除、食器洗いはみんなでやっていました。また洗濯は自分で洗濯機が空いているときにしていました。もう高校生だったのでこれと言ってルールはありませんでしたが、帰りが遅くなる場合や外泊する場合はホストママにきちんと連絡するよう心がけていました。
高校2年生からはアパートを借りてひとり暮らしをしているのですが、今でも一緒にショッピングに行ったり、クリスマスをともに過ごしたりと親しい関係です。
今回は私がホームステイをするに至った経緯や実際の生活について書きましたが、次回はホームステイをするにあたって大変だったことをシェアします。