「今日も失敗してくるわ!」

嬉しいことに、2019年度も学校の授業やイベントなど、様々な場所で講演の機会を頂いた。
あすのちや自分たちが目指していることを知ってほしいし、色んな人と出会えるので、おかげさまでいつも楽しんで話すことができている。

でも、設立時は「上手に話さないと」というプレッシャーの方が大きかった。
今「楽しみながら今できる最大限のプレゼンをしよう!」と思えるのは、メンバーと「何年かたったころに、少しでもうまくなってれば100点。だから今は練習期間。失敗なんて当たり前!」と話したからだ。

だから、講演するときは「今日も思いっきり失敗してくるわ!」と言いながら出ていくことができる。
かんだり言葉につまったりしたら、「今日も順調に失敗だらけだ」と思いながら、それでも伝えたいことを話していく。だんだん台本ではなく会話に変わるから、もっと面白くなってくる。
自分にとって、講演は「受け入れることを楽しみながら、伝えたいことを話せる」機会だ。

あすのちのメンバーは、絶対に一度の失敗なんかで呆れたりその人の力を諦めたりはしない。
だから安心して失敗できるし、何回でも挑戦できる。

あすのちが目指してきた教室の姿は、それ以外の場所でも、あすのち全体として自然に生まれる雰囲気になっていた。
目指している未来に向けて本気で行動して、その時限りじゃなくずっと守っていけるのは、あすのちの好きなところのひとつだ。

これからも、メンバーやこどもと一緒にたくさん失敗して、笑って、また挑戦していきたい。
いつでも安心して帰ってこれて、成長のバネにできるような団体をつくっていきたいと思う。