新型コロナが収束したらライブハウスに足を運んで欲しい。

Epoch副代表 新3回生の柿本です!

今回は新型コロナが収束したらライブハウスに来て欲しいということを
お話します。

そもそもライブハウスってどんなところ?

ライブハウスはその名前の通り、

アーティストがライブを披露するための場所

です。

「箱」と呼ぶ人もいます。その方が通っぽいです。笑

このライブハウスにも実は大きさが色々とあって、
「アーティストがライブする屋内の場所」を全て広義のライブハウスとすると、

大きいライブハウスは武道館や東京ドームのように数万人が入るようなところもあれば、
小さいライブハウスでは100人も入らないところもあります。

そして、どんな有名アーティストも最初は100人も入らないような小さい箱から
活動を始めています。

人気が出るにつれて、大きなライブハウスに出演できるようになり、アーティストとしての成功が見えてくるわけです。

つまり、ライブハウスの大小に関係なく、アーティストにとっても必要な場所であるということです。

小さいライブハウスが抱えている問題とは?


小さいライブハウスもアーティストに必要とされていることは事実です。

しかし、同時にここ数年、ライブハウスは全体的に経営不振に陥っているところが多いことも事実です。

これは何よりも、

比較的小さいライブハウスに足を運ぶ人が減ったことが一因です。

大きいライブハウスは、売れっ子アーティストが出演するわけですから、一度ライブがあるだけでたくさんのファンの方が集まりますから、まだ経営が安定していると思われます。

問題は小さいライブハウスの状況です。

意外かもしれませんが、ライブハウスにとって顧客と呼べるのは、
ライブを見にくるファンの人たちだけではありません。
ライブハウスに出演するアーティストも顧客になります。

小さいライブハウスを利用するアーティストは基本的に駆け出しで、これから頑張っていこうというアーティストが多いです。(正直僕もその一人です。。。)

こういったアーティストは基本的に集客力が少なく、ライブハウスにお金を払って、
「出演させてください」とお願いしているような形になります。
そして、アーティスト単位で集めたお客さんの売り上げを一部または全部アーティストに
還元するというシステムになっています。
この出演費をノルマと言います。(若干違いますが、今はこの理解で十分です。)

ここ数年、
・少子化によってそもそも若い世代のバンドマンが減っている
・そもそも就職するなどの安定択を取る人が増えた

などなどの要因で、出演する側も減っています。

その結果として、ライブハウスに入るお金が減少しているわけです。
新型コロナの騒ぎが起こる前から、本当にいつ潰れるかわからないと言っているところもありました。

そんな状況の中で、新型コロナの流行によるイベント自粛、ライブハウスでのクラスターの発生などによって、ライブイベントをキャンセルせざるを得ない状況になってしまい、新型コロナによる損害は致命的です。

音楽を支えてるのはアーティストだけじゃない。

僕たちが日頃から聞いている音楽は、決してアーティストだけが作り出しているものではありません。

今売れっ子のアーティストも、かつては小さいライブハウスから少しずつ成長してきました。そして、ライブハウスのスタッフさんや店長に支えられてきたのです。

そんなライブハウスがなくなってしまったら、まだこの世界にない音楽に触れる機会はなくなってしまいます。

もし、この記事を読んでいるあなたが少しでも音楽好きなら、
新型コロナが収束してからで構いませんから、
友人のバンドのライブを見に行くというだけでいいので、

是非とも地元の小さなライブハウスに足を運んでみてほしいです。

ライブハウスには非日常の独特な雰囲気が広がっています。
もしその雰囲気が気に入ったのであれば、そのあともライブハウスを楽しんでほしいなと思います。


僕はライブハウス側の人間ではありませんが、僕と同じようにライブ・バンドが好きだという人に少しでも、ライブハウスが直面している現実も考えてもらえると、素晴らしいアイデアに繋がるんじゃないかと思い、記事にしました。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

学生団体Epoch 副代表
京都大学 工学部物理工学科新3回生
柿本 遼