コロナウイルスの影響により自粛期間がはじまり
人々が真っ先に直面した課題は「外に出れないなら、生活/食事/仕事はどうしよう。」であった。
事実、生活用品に関しては東京都で外出自粛要請が決まった後に買い溜めの問題が起き、
食事に関してはUberEatsなどのフードデリバリー事業が注目され、
仕事に関してはオンライン会議が主流になりZoomが台頭してきた。
予期せぬ状況が生み出した課題の中で喫緊性が高いものはビジネスに繋がり
様々なサービスが急速に拡大していった。
しかしコロナウイルスによる生活様式の変化が生み出す弊害/課題はこれだけではない。
今、時間差を伴って問題になってきているのが"コロナ疲れ"に代表されるストレスなどの心理的問題である。
外出する機会や人に会う機会が極端に減り、さらにプライベートと仕事の境目が空間的にも時間的にもなくなった今、学生・社会人問わず気疲れやストレスを感じるようになった人が増えてきた。
自粛期間を経て、気付かされる事実が2つある。
①気分転換って大事だったんだ。
②コロナ以前は普通に出来ていた、ちょっとした移動や会話、自然との触れ合いなどは意外にも気分転換になっていたんだ。
ビジネス的な視点から見ると、潜在ニーズがコロナウイルスによる生活習慣の変化に伴い顕在ニーズとして現れてきたと捉えることが出来る。
潜在ニーズを対象とするビジネスは普通、対象の人物にニーズがあることを認識/自覚させるという工程が必要であるために敬遠されがちである。
健康アプリが価値を提供すべき人に使われない理由の一つに、「対象とする健康状態が悪い人間の多くは健康に興味がない。」という潜在ニーズ特有の課題があることが知られている。このように潜在ニーズを認識/自覚させることへのハードルは中々に高い。
コロナウイルスという外的な状況の変化により気分転換への関心/興味/欲求が高まり顕在ニーズとして現れてきた今こそ、「気分転換」というトピックは新しいビジネスチャンスであるし、私達のグループはより多くの人間が「気分転換」を効率的/効果的に行い、生産性の高い幸せな生活を送って欲しいと考え、ビジネスモデルを考えている。(以下のURLを参照)
https://pando.life/gcl/article/44010
気分転換システム
「気分転換にどれだけのお金を払うのか?」という大きな問いは残っている。顧客がお金を払ってでも体験したい「気分転換」を提供できるように今度もビジネスプランを詰めて行きたい。